今や、空前の“ラー油ブーム”。食べたことある人はわかると思うんですが、何にかけてもウマい。
ごはんにも、ラーメンにも、揚げ物にも、野菜にだってイケる。

ただひとつ難点が。売ってないのだ。あまりの人気で。そして、売ってたとしても買い占めはいけない。恐らく、大抵の店では「お一人様~点限り」と制限付きで売っているのではないかだろう? 空前のラー油ブーム。


そんなブームに、私もバッチリ乗っている。だからこそ、このニュースは見逃せない。ちょっと変り種のラー油が発売されたらしいのだ。
北海道の知内町で地元のニラを生かしたオリジナル商品を開発している「知内屋」が、6月1日より『ニラー油』を発売している。

何が変わっているか。恐らく、説明は要らないに違いない。
ニラが含まれたラー油だということは、火を見るより明らかなのだから。
詳しく説明すると、ニラの風味が溶け出した「ニラ味油」がベース。具材には、ニンニク・玉ねぎ・カシューナッツ・干しエビ・焼昆布などを使用して、サクサクの歯ざわりを。
辛さはややマイルドで、辛党には少し物足りないかもしれないが、実はその辛さも塩加減も「料理にトッピングした時に最適」なように計算されているという。

そんなことを言われて、黙っていられると思うか? 当然、お取り寄せした。
フタを開けてみると、早速伝わってくる新鮮な香り。
ニラの感じは、“多少”あるという程度。若干、香ばしそうな雰囲気がするのだが、それはニラのおかげらしい。また、昆布の風合いが“北海道の風”が運んできた気がする。
ルックスは、これまた昆布の存在ゆえか、他社製品には見られない“緑”の色合いが。具材そのものが、他のラー油よりキメ細かくふんだんに含まれている気がする。また、ラー油をすくう時に聞こえる「サラサラ」という音は、具材にまだ固さが残されていることを伝えてくれる。


食べると、これが奥ゆかしい。まさに“引き立て役”な印象があるのだ。従来のラー油特有のトゥー・マッチさがまるでない。しかし、具材の豊富さによって「油というよりも、具を食べている」という満足感を与えてくれる。そのクセ、たまに海老の味がするものだから、そのときは主役にも躍り出る。あまりにも、ニクい奴。


そんな味わいのこの新ラー油は、今までに約5千個を売り上げているという。発売後、約1ヶ月で十分ヒットだと思うのだが、「生産に時間がかかるので、ギリギリ5千個までしか作れなかったんです」(担当者)。
味わいたい多くの方の需要に、“追いつけ追い越せ状態”らしい。

購入は、若い女性が圧倒的に多いらしく、「ヨソのは油っぽくて胸やけしちゃうんだけど、コレは1瓶食べれます」なんて声が寄せられているという。

この『ニラー油』は、同社のウェブサイトと知内屋の千歳店で購入できる。価格は525円(税込み)。


同店いわく、餃子と相性ピッタリらしいです。しかし、何にかけてもウマい。
(寺西ジャジューカ)