美しい四季をもつ日本だからこそ、閑散期の観光地の様子って気になりませんか?
湯めぐりするには熱すぎる猛暑の温泉街、寒くて泳げない冬のビーチ、雪のないスキー場(というかただの山)……豊富な観光資源が存在する分、閑散とする事例も挙げ出したらキリがありません。
今回はそんな観光地を実際に掘り下げてみようと、日本を代表する観光地でありながら、冬は雪で覆われ、「寒すぎる避暑地」としてひっそりと佇む軽井沢を訪れることにしました。


まずは事前調査ということで、雑誌「るるぶ軽井沢」や「軽井沢観光協会公式ホームページ」などで冬の楽しみ方をチェック。冬の軽井沢はスキーとアウトレット、これ以外は楽しめる遊びはなさそう、というのが結論。

ちなみに軽井沢でスキーといえば「軽井沢プリンスホテルスキー場」。ここは毎年11月初頭にオープンするので、噂では日本一早く滑れるスキー場と言われていますが、実際に調べたところ、富士山2合目のスキー場「スノータウン Yeti(イエティ)」(静岡県裾野市)が12年連続で日本一早いオープン実績をもっているとのことです(毎年10月中旬頃オープン)。

さて、そんな冬だからこそ賑わうスキー場、1月のセール期で物凄い盛り上がりを見せるアウトレットを横目に、冬の軽井沢おすすめ情報を紹介します。

・軽井沢メインストリート「旧軽銀座」を全速力で走り抜けられる(※あまりに人がいないのでやってしまいました)
・レンタサイクルが安い。
1日600円(通常は1500円くらいするそうです)
・とにかく行列がない(といっても別荘族を配慮してか、店じたいは開いているところが多いです)

いつも混んでいる道や店に人がいないというのはとてもお得な気持ちになりますね。

逆に注意点は、
・道は雪が積もっているか凍結しているかがほとんどなので、自転車の運転は若干危険
・寒い(街ゆく人のほとんどは、スキーウェアかダウン&手袋は必須です)
・自然遊びができない(雪なので……)

あと、日が暮れるのも早いです。

訪れるまでは「いくら閑散期とはいえ、軽井沢だからそれなりに人もいるので賑わっているだろう」思っていましたが、見事な閑散ぶりをみせつけてくれました。

閑散期の観光地巡り、機会があれば次は猛暑の温泉街にチャレンジしたいと思います。
(ノグチ)