そのお守りというのが「一陽来復御守」(初穂料800円)。
それほど有り難い「一陽来復御守」ですから、そう簡単に御利益が得られると思ったら大間違い! この御守にはお祭りするタイミングや位置、方向など細かい決まりごとがあります。まずお祭りできるのは、年間で冬至、大晦日、節分の3日間のみ。それも夜中の12時ピッタリにお祭りしなければなりません。
さてサラッと「冬至から節分までの間にわけて頂ける」、「お祭りできるのは、年間で冬至、大晦日、節分の3日間」と書きましたが、今日はもう2月2日。そう! 明日の節分の晩にお祭りせねば冬至まで待たねばなりません。
理由其の一~この機会を逃したら次は年末
散々書いたので、くどくどは言いませんが、この御守は2月3日までしか受けることができません。12月22日の冬至まで待てない方は、何をおいてでも行くべきです。早稲田や学習院、日本女子大学などの学生に知り合いのいる人はお願いしてもいいでしょう。リミットは2月3日の午後5時。ちなみに朝は9時からやっているそうです。
理由其の二~待ち時間がなくて済む
一陽来復の時期であっても平日は圧倒的に空いています。穴八幡では松が明けても、土日となるとこのお守りを受けるために境内に数百という人がつづら折りになり、2時間、3時間待ちも当たり前。でも2月1日の夕方に御守を受けに参ったところ、想像以上に空いていて待ち時間はゼロでした。往復の時間さえ確保できれば御守も受けられるはず!
理由其の三~神様に失礼をせずに済む
本来神様にお参りをするときには手や口のお清めが必要です。しかし一陽来復で混み合う時期、ほとんどの人は手や口を清めないまま、行列に並んでいます。穴八幡さまも「この時期はまあいいよ」と仰るかのように、お清めをする水場の手水舎(ちょうずや)から離れたところに行列エリアを設けていますが、やはりお清めした後に御守を受けた方が神様にも失礼に当たらないというもの。
そして一陽来復とはあまり関係ありませんが、穴八幡さまの近辺には早稲田の学生が足繁く通う飲食店の名店が軒を連ねています。鳥居の向かいにはタイカレーの名店「メーヤウ」と、かやくごはんカツ丼も美味しいうどんの「ごんべえ」。馬場下町の交差点のはす向かいには、早稲田生向けの学生食堂と言っても過言ではない「キッチンオトボケ」など学生気分を味わえるお店が選び放題。