「当たり前じゃん! 何度も見たよ!」
小学校の休み時間ではなく、これは20代OLの会話。「クレヨンしんちゃん」を録画して何度も見る?その理由は新しい主題歌にある。
記念すべき初オンエア日の2月4日。録画予約もバッチリで、テレビの前にスタンバイ。時間になると、しんちゃんがピョコンと登場して、「おらの新しい仲間を紹介するぞぉ」としんちゃん節。すると「どうもー!」と関ジャニ∞本人たちからのメッセージ映像が! しんちゃんのモノマネを挟んで笑いに溢れつつ、「新しい主題歌のT.W.L! それではどうぞ!」と曲紹介をして、アニメのオープニング映像が始まった。初回オンエアが終わったからって、いつまた関ジャニ∞の映像が入るかわからないから気が抜けない。もう、しんちゃん毎週録画決定!
ジャッジャッジャジャジャと刻むバンドサウンドに合わせて、色とりどりの破片があつまってきてひとつの絵になるモザイクアート風の演出からスタート。スピード感のあるリズムに合わせて、クネクネとコミカルに動く登場人物たち。アニメの世界観そのままに、元気いっぱいで心地よい。「I can be(あっかんべー)」、「to be loved(扉)」など、日本語に聞こえる英文を多用したりとトリッキーな歌詞が並ぶ。
「T.W.L」の意味は? メインボーカルの渋谷すばるの見解は、「とりあえず・ウェット・ローション」と自信満々! すばる担の私は彼のそんな大胆な部分が大好きではあるけれども、そんなはずもなく。実際のところは「タオル」という意味があるのではないかとファンの間では推測されている。オープニング映像内でも、登場人物たちがレゲエ祭のごとくタオルをブンブン振り回し、歌の最後「T.W.L!」というフレーズのところでは、ブタちゃんがタオルをピーンとたててキメポーズをとっている。公式の説明などはまだ発表されていない。
さて、ファンの心理としてあるのが、“周辺圏内をおさえたい願望”。実写化されたアニメの原作グッズを買い揃えたり、雑誌やテレビで着ていた洋服と同じブランドを買うようになったり、好きだと言っていた映画をチェックしてみたり、お気に入りだというジュースを飲むようになったり。
そういう点で言うと、もはやしんちゃんは完全に関ジャニ∞圏内! こちらも主題歌に関ジャニ∞が決定している「映画クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦」(4月16日公開)はきっと初日に行ってその後も何度も観に行くだろうし、それまでには過去のしんちゃん映画で予習しておきたいし、なにかしらグッズも揃えたいわぁ! と、会社の昼休み、無意識のうちに“クレヨンしんちゃんグッズ”でググる自分。
OLのかばんからチョコビが出てきたら、友人の子どもが最近やけに全身しんちゃんグッズで揃えていたら、初めて行った彼女の部屋にしんちゃんカレンダーが貼ってあったら……それは関ジャニ∞圏内だからかもしれない!
ちなみに関ジャニ∞の「しんちゃん」といえば村上信五。大好評で今回3度目となるひとり舞台「If or…III」が3/2(水)まで大阪・東京で絶賛公演中!(夏トマト)