寒いこの時期、巷にはマスクをしている人もチラホラ。私も流行りのカゼにヤラれて、つい最近お世話になったばかり。


しかし、マスクを24時間着けている人はいないだろう。外すことはあるし、もしかしたら鞄に入れることだってある。そんなとき、どうする? だって、再び口にあてがう物なのだから……。

そこで、コレの出番だろうか? コクヨから発売されている『マスクケース 防災の達人』は、その名の通り“マスクのための専用ケース”らしいのだ。

ありそうでなかった(誰も作ろうとしなかった?)、そんな今までにない専用ケースの登場。斬新である。早速、同社にこのマスクケースを製作しようと思ったきっかけを伺ってみた。
「昨年の新型インフルエンザの流行で私たち自身もマスクを着用いたしました。そんな中、室内に入ったとき、食事をするとき、電話をするときなど、マスクを外す場面においてマスクの置き場に困ったんです」(担当者)
実体験で必要性を感じたからこそ、思いついた商品である。

じゃあ、今までどうしてたっけ? ぶっちゃけ、あんまり清潔にしてなかったかもしれないのだが……。
「社内アンケートを実施した結果、外したときにポケットに入れたり鞄に入れたりと、マスクの不使用時の収納に困っていました。そのような背景で、一時的に外したマスクの保管(プラス除菌)できるケースの開発に至りました」(担当者)
そういや、胸ポケットに入れたりしてたな。
決して、清潔とはいえない保管場所。

その結果、開発された『マスクケース 防災の達人』。コレには、いくつかの特長があるらしい。
まず、内部には独自の立体折り込み構造が施されている。これにより、ケースを開けるとマスクの耳かけ部分が自然に立ち上がるので、マスク(口に触れる部分)に直接触れることなく出し入れが可能となる。
また、ケース内にある除菌スティックと香料スティック(柑橘系)により、しっかりとマスクを除菌・消臭。スティックの除菌・消臭効果は約1カ月間持続し、取替え時期は除菌スティックの色の変化で知らせてくれる。

これらの機能によって、どんな効果があるのだろうか?
「第三社機関にてウイルスや花粉での除菌試験を行った結果、ケースに3時間入れることでマスクを除菌できることを確認しております」(担当者)

そんな、この『マスクケース 防災の達人』は昨年の8月より発売されており、今年の1月までに約1万個の売り上げを記録中。
「1月に入り受注が急激に増え、現在は生産が追いついていない状況です」(担当者)

現在は東京都内の一部大手量販店、またはウェブショップ「コクヨショーケース」にて販売されている。価格は997円(税込み)。

ちなみにこの『マスクケース 防災の達人』は、当然マスクを使用する機会が増える、冬から春にかけて人気が集中。要するに、インフルエンザの流行や花粉の飛散が多い時期である。

「昨年8月に発売して以降、12月から急激に受注が増加しており、12~1月と前月の倍以上の受注が入ってきています」(担当者)
実は、みんな欲していたか? このケースを見かけることが珍しくなくなる。そんな日が、いつかやって来るかもしれない。
(寺西ジャジューカ)
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