テーマは「疾走感」。とにかくこれだ!

2月23日に発売された、嵐の35枚目のシングル「Lotus」。
メンバーの相葉雅紀主演で毎週金曜夜11:15よりテレビ朝日で放送中のドラマ「バーテンダー」の主題歌である。

初回限定盤通常版の2パターン発売していて、初回限定盤はPV付き。ガシガシの激しいダンスナンバーだ!全編通してガッツリ踊っているのは、昨年5月発売の「Monster」以来のこと。前へ前へと向かっていく、疾走感のあるリズム。毎回ドラマのクライマックスからエンディングにかけて流れるこの曲、ドラマ内での流しどころも曲の魅力を際立たせるのに一役かっている。

現在放送済みの「バーテンダー」1~4話で、「Lotus」が流れるポイントに注目して見てよう。

第1話エンディング
ヨーロッパのカクテルコンテストで優勝し、天才バーテンダーとしてフランスで活躍していた、相葉雅紀演じる佐々倉溜。帰国してからはバーテンダーはせずその日暮らしで過ごしていたが、バーの特集記事を組もうと溜を探していた雑誌記者の来島美和(貫地谷しほり)の影響で、またバーテンダーをやろうと改心。「やるしかないか」と、意を決して勢いよく自転車をこぎ出す。全速力で自転車をこいで、これからドラマの舞台となるバーLapinへ向かう。風を切りまさに疾走するそのシーンのBGMが、「Lotus」。

第2話エンディング
バレンタインデー翌日。
溜に想いを寄せる美和が、一日遅れで照れながら「はい!どうせお腹ペコペコなんでしょっ」とぶっきらぼうにチョコパンを渡す。「ありがと」と囁きながらそっと美和の顔をのぞき込む溜。まさか、キス!?と思いきや、「……顔むくんでない?」と無神経発言。ムカついた美和がチョコパンを奪い取り駆け出し、それを取りかえそうと溜は追いかける。そんな追いかけっこのBGMが、「Lotus」。

第3話エンディング
溜が働くバーLapinの先輩バーテンダーである杉山薫(荒川良々)が、バーテンダーコンテストに出場。優勝したら付き合ってくださいと美和に強引に約束をとりつけ意気込んでいたものの、ライバル店のバーテンダーに完敗。諦めきれずに帰り道美和に告白しているところ、溜に容赦なく会話をブッたぎられ、「佐々倉めー!」と全力で追いかけまわす、そのBGMが「Lotus」。

第4話エンディング
溜のかつての先輩とひともんちゃくあった後の、寒々しい夜の帰り道。溜「寒かったでしょぉ、おでん行かない?」美和「おでん、いいね!」と歩き出すものの、つねに金欠の溜は「ごちそうさまです」とさらっとおごられる宣言をして早足でスタスタ。それを「ちょっとぉ!」と追いかける、そのBGMが「Lotus」。

実は毎回さりげなく「Lotus」をBGMに、何かしら走るシーンがつきものとなっている。
特に初回の印象は強いので、自然と「疾走×Lotus」というコンビネーションが脳裏に焼き付いているのだ。

なんだか焦ってドキドキするスピーディなリズムは、おそらく運動会の徒競走BGMにはもってこいだし、私は時間に追われる朝ギリギリの出勤中に爆音で再生するのが日課。これが不思議と曲につられて歩く速度もあがるんですよ!もうこの際ためしに美和口調で「ちょっと!待ちなさいよ!」とか言ってみたら、前に歩いているおじさんが実は佐々倉溜で、振り向いて「ほら!早く」って微笑んでくれるんじゃないかなんて、妄想も疾走感を増すばかり。もう、歩くの速いんだから溜……ってあれ?私どこに出勤するんだっけ! Lapin?

時間にルーズなあなたも、嵐「Lotus」で疾走感を手に入れ遅刻撲滅だ!(夏トマト)
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