「力~わたしは、たいせつなひとり。~」
史上最高齢70歳のチャリティランナー徳光和夫のゴールで、21日無事に幕を閉じた今年の24時間テレビ

初日、メイン会場である日本武道館に観覧に行ってきました! 生放送終了後には、関ジャニ∞から私たちへのまさかのサプライズが! さっそくレポートです!

前日までの猛暑日とはうってかわって、20℃台まで下がり涼しい気候となった8月20日。最寄りの九段下駅を降りるとすぐに、募金のために並ぶ長蛇の列。武道館内の募金ブースで募金すると、パーソナリティやゲストで訪れた芸能人と触れ合えるかもしれないのです。並んだ方たちの熱中症の心配もなさそう、過ごしやすい気温で本当によかった!

観覧者が整理番号順に区分けされる駐車場エリアでは、やはりエイター(関ジャニ∞ファンのこと)が目立ちます。好きなメンバーカラーのコサージュをつけたり、Tシャツに関ジャニ∞トレードマーク「∞」の刺繍を入れていたり、コンサートグッズのバッグを持っていたり。同じくエイターの私は、チャリティーグッズのTシャツ、うちわ、バンド、ネイルは渋谷カラーのレッドでキメて準備万端! エイターの他には家族連れの方々もたくさん。夏満喫ですね!

入場券代わりのリストバンドが配られると、生放送開始18時半の15分前頃に慌ただしく入場開始。傾斜のきついすり鉢状の武道館の、スタンド席の半分のみが観覧席。スタンドの反対側半分は全てセットで埋められていて、アリーナにはテレビ機材がたくさん。席につくともう生放送開始直前。果たして観覧者全員間に合ったのか!? 舞台袖に関ジャニ∞の姿がチラッと見えて思わず歓声! 一息ついて落ち着いてる時間なんてありません。

総合司会である羽鳥・西尾アナから注意事項、そして関ジャニ∞村上くんから「これから始まる長丁場の番組、僕ら精一杯やりますので、みなさんもより良い番組づくりへの協力をお願いします」といった内容のメッセージが告げられると、すぐに番組スタート。
オープニング映像で既に会場にはすすり泣きの声が……。VTRが終わるとステージの階段から関ジャニ∞が降りてきます! 一転、「キャァーーー!」と歓喜する客席!

出演者の紹介を終えて一通り挨拶を終えるとステージを降りていく関ジャニ∞。え、もう休憩!? と思いきや、アリーナの隅(ステージ真正面)に設けられた募金ブースに早足で移動し、募金に訪れた方々と握手をしたり、肩をたたいて声をかけるなどしていています。……握手っ! 羨ましい!メインパーソナリティである関ジャニ∞が募金ブースにいたのは、ほんのわずかな時間。アリーナ特設の募金ブースに行きたければ、駅前の行列から何時間も並ばなくてはいけないのです。わずかな時間内で、時折聞こえてくる悲鳴のようなファンの声。気持ちはわかる!

その後はずっと関ジャニ∞はステージ上。VTRに見入るメンバーの表情は、普段のバラエティ番組と比べると硬い。メンバー内で唯一2度目の24時間テレビとなる錦戸くんだけは、モニターを見やすい体制に足を組んでみたり何度か座りかえたりと、割とリラックスしているようにも見えました。遠いステージからメンバーの緊張感が伝わってきて、序盤は思わずこちらもドキドキ。

その後は次々とゲストが登場。「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)や「レコメン!」(文化放送)など、ふたりでのレギュラー番組も持つ村上くん横山くんのふたりは、子役の芦田愛菜ちゃんに目線を合わせて体をかがめて雑談するなど、積極的に他の出演者とコミュニケーションをとっていきます。
場のなじませ方はさすが。それにしても、愛菜ちゃんが登場してすぐはステージ上の全員がおもしろいくらい彼女にくぎ付けに。雑談するふたり以外にも、どうにか話に入っていこうと身を乗り出す他メンバーの姿。微笑ましくもありものすごく羨ましかったり。……愛菜ちゃんになりたい。

CM中は客席へのファンサービスも。手を振ったり、行列に並んで募金に来てくれた方々に「募金にご協力ありがとうございます」と、CMに入る度にお礼を言う横山くん。そして、関ジャニ∞のムード―メーカーである丸山くんは、「パーン!」というオリジナルギャグ(右手をパーにして突き上げるもの)を、「せーのっ」と言いながらファンと一緒にやります。それに便乗して、パーン! とやりそうでやらずにフェイントを繰り返し結局はすごい適当にやる、という仕草を見せる横山くん。「適当にやるなや!」と本気のパーン!で対抗する丸山くん。しばらく続くパーン! 合戦に客席は笑いに包まれ、客席と出演者との距離感がどんどん縮まってきました。隣の席の宮川大輔さんと雑談する安田くんや、VTR中なぜか肩が常に触れ合っていた渋谷くん錦戸くん、だんだんとワッハッハッと大笑いが出てくる大倉くん。
緊張がほぐれていく様子が見てとれます。

途中VTRを見て涙を流す場面も。手でさっと拭う渋谷くん、大胆にティッシュで鼻をかむ横山くん。

村上くん主演のスペシャルドラマ「生きてるだけでなんくるないさ」スタートとともに、武道館からの生放送は終了。出演者が順に挨拶をして舞台袖にはけていく中、関ジャニ∞だけはステージ中央に歩いていきます。メインパーソナリティとして改めて揃ってお礼。……しかしそれだけでは終わりませんでした!ここからがビックリのサプライズ!

「せっかく来ていただいたのに、このまま帰しちゃうののもアレなんでねぇ」と横山くんがじらすようなコメントを漏らすと、ワッと興奮して立ち上がるお客さんがちらほら。……まさか? そして「やっちゃいますかぁ! ワン……ツー……ワンツー、ウー!」という掛け声とともに、関ジャニ∞の持ち歌
「ズッコケ男道」のイントロが流れます! そこで客席総立ち! 同じく席から飛び上がる私! テレビでは今ドラマが放送中。そう、完全武道館限定のプチコンサートのスタートです!

生放送の緊張感から一時だけ解放されたメンバー。ステージを降りて客席に近づいて手を振ったり、飛び跳ねたり寝転がったり! いつも冷静な錦戸くんは両手をあげてクルクル回ってご機嫌! こんなにはじけた姿はめずらしく思わず笑ってしまいます。歌詞に合わせた「イェイイェイイェイ!」「ブンブン!」という掛け声はファンの大合唱ですごい一体感。

続く2曲目「無責任ヒーロー」でも会場は更に盛り上がり、頭上で右手を回す振りつけで客席がグルグルと揺れます。
エイターではない方も思わず振りつけを覚えてしまったのではないでしょうか? 最後には銀テープがパーン! と放たれ、キラキラとあっという間の2曲プチコンサートが終了。通常のコンサートでは、銀テープは記念になるので率先してファンが持って帰るのですが、今回はスタンド席まで届かず……スタッフがモップで回収。残念。

「今日はありがとうございましたー!」と全員が改めて深々お辞儀をして退場。収録風景をしっとりと見届けて終わると思いきや、まさかの大盛り上がりで締めくくった初日の武道館でした! 帰り際に立ち寄れる野外の募金ブース(芸能人はいません)で募金して帰路につきます。

2日目終盤、病室で「エイトレンジャー」(関ジャニ∞が戦隊ヒーローに扮するコンサート内のコント風コーナー)を見ながら「自分も病気を倒すヒーローなんだ」といって病魔と闘い、残念ながら亡くなってしまった少年のエピソードVTRが紹介されると、スタジオに登場したご家族とお友達の横で大号泣しながら「無限大」(アルバム「KJ1F・T・O」>収録)を熱唱。関ジャニ∞本人たちにとって、これまでの努力が実を結び、今後の活動にとっても大きな意味のある番組となったことを、テレビの前で確信しました。

家族も健康で帰る家だってある自分は、もっともっと人にやさしく生きていきたい、誰かにとっての「大切なひとり」、そして何かにとっての「+1」となるように。そんな気持ちにさせられた24時間テレビ。感動をありがとう、関ジャニ∞!関わった全ての皆さま、お疲れさまでした!うまい酒飲んで、足腰休めてぐっすり眠れたことを祈っています!(夏トマト)
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