「ドラクエモンスター山手線ゲ~ム!」をやったときに、まず最初に出てくる、人気モンスターたちは、一体にたっぷり2ページずつを割いて紹介される。
モンスターの数、なんと1600種類以上!
昨日(5月31日)発売の『ドラゴンクエスト25thアニバーサリー モンスター大図鑑』
目次が、4つしかない。
「フィールドやダンジョンで出会う魔物」
「立ちはだかる強敵たち」
「モンスターなんでも知識」
「さくいん」
思い切ったなー! だって、500ページもあるのに。持ったとき、かなりズッシりよ。
全ページ、モンスターまみれで、たとえば製作者のインタビューなどは入っていない。
「とにかくモンスターだけが見せたいんだ、中途半端なものには決して仕上げない!」という編集サイドの強い意思が表れている。ファンとして、拍手を送りたい!
もう、いきなりスライムの紹介からはじまる。うんうん、トップ以外はありえないよね。「登場作品29」って!「すべての作品に登場している」だって、すげえなあ。
ドラキー。へー、「光のない世界で生まれた説がある」だって。
1986年に発売した初代「ドラゴンクエスト」から26年。以前エキレビ!でも紹介した、『すぎやまこういちワンダーランド』や「ドラゴンクエスト展」など、関連書籍やイベント、さまざまな角度で25周年を祝ってきた。
今回の主役はモンスターだ!
歴代「ドラゴンクエスト」シリーズに登場したモンスターを完全網羅。正史の「ドラゴンクエスト」シリーズ、不思議のダンジョン系「トルネコ」や「ヤンガス」、ゲームセンターでおなじみ「モンスターバトルロード」。それに、スライムの形をした万歩計、「あるくんです」まである!
もー、本屋で表紙を見ただけで購入決定。
「この橙色のモンスターはなんだっけ。ギガンテスは青いし、サイクロプスはこんぼうをもっていなかった気がするし、あ、アトラスか。あー、こいつは『ドラクエ9』だったなー、ズッキーニャかな」
レジ待ち中、表紙を見ながら「ひとり名前あてゲーム」開催。
4歳のころに「ドラクエ4」をプレイして(近所のお兄ちゃんに借りたんだけど、1章のライアンが「さいごのカギ」を持っていた。なぜ!)、そこからさかのぼり、「ドラクエ1、2、3」。もちろんそのあとも、ずっと追い続けている。
うーん、子どものころの記憶を呼び起こされる。や、まあ大人になってからもプレイしまくりなんだけどね。
「ドラクエ3」で賢者に転職できるアイテム「さとりのしょ」。アカイライというモンスターが落とすので、ガンガン倒していたのだけど、一向に落とさないので諦めてしまった経験があった。で、今回はじめて知ったこと。
〈オリジナル版ではアカイライがごくまれに落とすことがあったため〉
ガーン。スーファミ版でのあの努力はなんだったのかー!
そういえば、20年以上前に発売された『モンスター物語』『アイテム物語』にはものすごい設定が書いてあったよな。「賢者の石にはホイミスライムがぎっしり詰まっている」とか。
この本にはそこまでツッコミたくなるようなトンデモ記述はないけれども、「この世界にタンス、ツボ、本棚はいくつあるか数えてみた」「各町に植えられている花の本数」などのバカバカしい調査マインドは受け継がれている。
「名前に呪文が含まれているモンスター」の項目。メダパニシックル、メダパニバッタ、メダパニとかげ、メダパニつむり。
経験値稼ぎでおなじみのはぐれメタル。「ドラクエ3」では40200。初登場の「ドラクエ2」では1050しかくれないの!? へえぇー、バブルってるなー、バブルスライムだよ。
まだまだ新たな発見ばかりの「ドラクエ」。今年8月2日に発売予定の「ドラゴンクエスト10」でどんなモンスターが出てくるのか。『モンスター大図鑑』を読んで、あれこれ妄想しようかなー。
あ、公式サイトでは「モンスター大図鑑診断」ができますよ。「モンスター大図鑑」を開いて運勢診断。
【DQモンスター大図鑑診断】テンツク のページを開いた れいずな は ゆっくりと こうげき! しかし おかねが たりない! みのまもりが 8ポイントあがった!
おれの運勢は、お金のないテンツクでした。とほほ。
(加藤レイズナ)