通勤や通学時、たまに見かけるのがハンカチを必需品にしている女性の姿だ。混み込みの電車内、運良くつり革に捕まることができたその手のひらには、しっかりとハンカチが握られている。
衛生面を気にしているのだろう。
それどころか「大勢の人が触ったつり革には触らない!」と、頑なにつり革の使用拒否を貫く人もいる模様。ダメな人は、本当にダメらしい。

そこで、コレだ。衛生面をファッショナブルに解決。「アイピーフォー」(東京都豊島区)が5月より発売している『Cavatte(カバッテ)』は、リストバンド風のハンドカバーである。
普段は、リストバンドのように着用してほしい。ファッションアイテムとして、単純に可愛いから。……と思いきや、これを手のひらに持ってきてあげると用途も一変。つり革に直接触らずに捕まることができる、衛生的に心強いアイテムへと早変わりする。丸の内のOLさんとの雑談内から出たアイデアが形となった商品だという。
「電車通勤をされている20~30代のOLさんに活用されることをイメージしたアイテムです」(同社・担当者)
当然、男性でもOK。
男女問わず、つり革等の衛生面を気にする人全般に使ってもらいたいと同社は考えている。

そして、このリストバンドに採用されている生地について。伸縮性があって肌触りが良く、その上抗菌・防臭加工がされているそうだ。
「つり革の用途はもちろんですが、公共の場所でのドアノブやスーパーの買い物かごを持つときなど、ちょっと触りたくないなと思う場面で使えます。また、携帯電話の画面を拭くクリーナーとしてもご使用いただけます」(担当者)

そんな『Cavatte』はイトーヨーカドー等で購入することができ、今後扱い店舗は拡大する予定。価格は399円(税込み)。

「今までに『いざ使い始めると、コレなしではつり革に捕まれなくなった』、『男性でも使いやすい柄を増やしてほしい』といったご要望をいただきました」(担当者)
左右どちらの手でも使えて、直接触れることなくしっかりとつり革を掴むことができるハンドカバー。カラフルで可愛いデザインは、リストバンドとしての使い勝手も意識したからこそ。

生活や通勤の必需品として幅広く使ってもらえる商品になれたら……、そんな願いが込められたリストバンドである。
(寺西ジャジューカ)
編集部おすすめ