暑くなると食べたくなるのが、そうめんやそばなどのあっさり麺。とくに手軽な乾麺タイプは常備しておくと便利だが、味のバリエーションが少なく、食べ飽きてしまう人も少なくないのでは?

そんな声に応えて2007年に発売されたのが、当時コネタでも紹介した「そうらーめん」
のどごしはそうめん、味わいはラーメンという新感覚の麺が話題を集めたが、なんと今年、その姉妹品が登場していた。

先日スーパーで見つけ、思わず購入してしまったのは、その名もそばらーめん。ネーミングからわかる通り、そばとラーメンの特徴を併せ持った麺らしい。

パッケージの裏面の名称をみると、一応「干しそば」と書かれているものの、乾麺の場合、そば粉が少しでも使われていれば「干しそば」という表記が可能。そばらーめんのそば粉の配合割合は2割と少なめ。もちろん、スーパーなどで売られている一般的な干しそばも、そば粉の配合割合は3~5割程度のものが大半なので、ビックリするほど少ないわけではないのだが……。

結局のところ、そばなのか? ラーメンなのか? そんな素朴な疑問を商品の販売元である永谷園にぶつけてみると、「まさにミックスです」との回答。

材料にはそば粉や小麦粉、かんすいなどを使っているそうで、「粉の配合は、そばの香りと味わいを活かしながら、ラーメンのコシを出すベストバランスです。何度も試作した上で見つけたこだわりの組み合わせです」と広報担当者も自信たっぷり。

とりあえず、実際に食べてみることに。作り方は一般的の乾麺同様、4分半ほど茹でて冷水で冷やすだけ。グレーな色合いの細い角麺で、見た目には限りなくそばに近い。
しかし、口に入れるとその印象は一変。シコシコと歯ごたえはまさにラーメンのコシ。それでいて、そばの風味もほんのり香る。ざるそばでもないし、つけ麺ともちがう。まさにそばらーめんという呼び名がしっくりハマる新感覚のテイストだ。

ちなみに麺つゆは家庭にあるものでOK。添付の花椒油を加えれば、爽やな辛さが一段と食欲を誘ってくれる。好みによって、大根おろしや長ネギ、ゴマ、黒こしょうなどで食べるのもオススメだ。

商品は全国のスーパーなどで2月末より販売中。春夏限定商品で、店舗にもよるが、販売は9月ごろまで。価格は1袋2人前で278円(税込)。

乾麺売り場自体のシーズンが本格化するのがこれからなので、お客さんの反応がわかるのはこれからだというが、姉妹品のそうらーめんは発売以降、毎シーズンかなりの好評を博しているというから、こちらの反響も楽しみだ。


人気の新感覚乾麺のシリーズ第2弾、ぜひ試してみては。
(古屋江美子)
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