「京騒戯画、ついにテレビアニメ化決定〜!」

9月1日「キャラホビ2013」にて、「京騒戯画」のテレビアニメ化が発表され、登壇者たちが声を揃えて放った第一声。

登壇者は釘宮理恵(コト役)、鈴村健一(明恵役)、斎藤千和(ショーコ博士役)、矢尾一樹(宮司役)、そして関弘美プロデューサーという豪華な顔ぶれ。


“ついに”テレビアニメ化ってどういうこと?
と思った方もいると思うので、まずは「京騒戯画」の概要を説明します。

「京騒戯画」は、2011年7月に「キャラホビ2011」でプロモーション映像を公開、2011年12月にWebアニメとして第一弾(全1話)が配信(レビューはこちら)、続いて2012年8月より第二弾(全5話)が配信(レビューはこちら)。
そして第一弾、第二弾の動画再生回数が累計100万回を突破するという快挙を成し遂げ、その結果がアニメ化決定につながったということで“ついに”という表現になっているのです。

物語の舞台は、人間・妖怪・ロボットが共存する“鏡(きょう)都(と)”。
登場人物は母親を捜す14歳の少女コト、父の帰りを待ち続ける坊主・明恵、その兄の鞍馬と姉の八瀬。
ストーリーでは“鏡都”の再生とある一家を巡る愛が描かれます。

(公式PVロングバージョンはこちら


「去年のステージで、みなさんに観ていただければテレビアニメ化します、言ったんですが、こんなに早くにアニメ化決定になりました。あと、バンプレストの一番くじのおかげもあるかと思います(笑)」
と関プロデューサー。

「京騒戯画」は、バンプレストと東映アニメーションが初めてタッグを組んだ作品。ゆえに、Webアニメでありながら積極的なグッズ展開は行われていたのです。たとえば、一番くじでキャラクターを知り、作品を観た人もいたことでしょう。
良い作品作るだけではなく、広めていくこともとっても大事なことですね。


新しく作られるテレビシリーズは10話。各話が3章構成、つまり3本立てという作りになっているとのこと。関プロデューサーの説明によると、この3章立ては“ハリウッド形”なのだとか。
また、すでに配信された作品を観ていない人のためにも、配信済みの作品を再編集した「0話」、さらには「5.5話」「10.5話」という2本の特別番組も制作予定。
つまり、テレビシリーズは全13話でお届け!ということになっています。

この後、登場人物の相関図をサックリと復習し、キャストも初めて観るという、第1話第1章の上映がスタート。
おおお、松本理恵監督のビジュアルセンスがほとばしってる。
松本監督は、25歳という若さで「映画ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー・・・ですか!?」の監督に抜擢された、東映アニメーションの新鋭。
いままでにないような斬新な世界観に引き込まれているうちに、約7分の上映が終了。ああ、もっと観たかった!
過去の配信を観ていた人には、過去のことが理解できる作りになっているので、未見の人は必ず「0話」を観ましょうね。

そして、「京騒戯画」のオープニングテーマを歌うたむらぱんの登場。
楽曲のタイトルは「ココ」。
居場所の「ココ」と、それぞれの「個々」という意味。
ちなみに、関プロデューサーとキャスト全員一致の意見でしたが、松本監督とたむらぱんはよく似ているそうです。
それゆえに、作品と楽曲のマッチングはばっちり! オンエアでぜひとも確かめてみて。

「京騒戯画」放送日はこちら。
2013年10月2日よりTOKYO MX 毎週水曜日25時30分
2013年10月4日よりBS朝日 毎週金曜日25時30分

キャスト、スタッフともに配信の頃と変わらず、みんながそのまま参加しているということも、応援していたファンにとっては嬉しいこと。
キャストの愛情もたっぷり詰まって、松本監督も気合い十分ということであれば、良い作品になることは間違いない。


9月8日の「京都国際マンガ・アニメフェア2013」にて、新作発表記念イベントも開催されるとのこと。
その会場でもバンプレストの一番くじ一番くじが販売されるので、行く方は忘れずにチェック!

また、テレビアニメ放送に先駆けて「電撃マオウ 11月号(9月27日売)」(アスキーメディアワークス発行)よりコミック新連載も開始する。
といった具合に、いろいろと新たな展開が目白押し。

置いていかれたら最後だから、必ず1話、いや、もちろん0話から観なくちゃ。
今回は好きなときにいつでも再生できる配信ではなく、テレビ放送です。
放送時間5分前にはテレビの前に正座で待機!
(小林美姫)