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長瀬智也主演「クロコーチ」が挑む3億円事件は、なぜ何度もドラマ化されるのか

長瀬智也主演「クロコーチ」が挑む3億円事件は、なぜ何度もドラマ化されるのか
『クロコーチ』(1)リチャード・ウー作、コウノコウジ画/日本文芸社<br />TBSの金曜10時枠でドラマ「クロコーチ」が10月11日に放映開始されるのにあわせて、原作マンガの単行本の1巻と2巻が同時発売された。原作者のリチャード・ウーは、一連の浦沢直樹作品のプロデュースを手がける長崎尚志の別名である。<br />それにしても警察組織の腐敗がこれでもかと描かれ、出てくるのも悪いやつらばかり。これを長瀬智也主演でどんなふうにドラマ化するのか。そして三億円事件はどのように描かれるのか、要チェックである。
突然ですが問題です。以下の5人の俳優全員が演じたことのある“歴史上の人物”を答えなさい。
 沢田研二 岡田裕介 織田裕二 ビートたけし 宮崎あおい
正解は……記事タイトルにもあるから書くまでもないと思うが、昭和最大のミステリーともいわれる三億円事件の犯人である。

この事件は、1968年12月10日、東京都府中市において、電機メーカー工場の従業員のためのボーナス総額約三億円を、白バイ警官に変装した犯人が巧みなトリックで現金輸送車ごと奪い去ったというものだ。犯人の乗り捨てたオートバイをはじめ遺留品も多かったことから、早々に解決すると思われたが、捜査は難航、けっきょく犯人は捕まらないまま7年後の1975年、刑事上の時効が成立している(1988年には民事上も含めすべての時効が成立)。

さて、先ほどあげた俳優たちについてざっと説明しておくと、沢田研二は1975年、事件の時効を前にTBSで放映された連続ドラマ「悪魔のようなあいつ」で犯人を演じた。プロデュース・演出は「寺内貫太郎一家」などのホームドラマをヒットさせてきた久世光彦、脚本はのちに沢田主演で映画「太陽を盗んだ男」を監督する長谷川和彦が担当し、また放送にあわせて作詞家の阿久悠の原作、上村一夫の作画による同名劇画が女性誌に連載されるというメディアミックスも展開された。しかし沢田の歌った主題歌「時の過ぎゆくままに」はヒットしたものの、肝心の視聴率は伸び悩んだようだ。

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