やはりYuzukoさんは缶が好きなのだなぁとお話を伺い、あらためて感じた。
また、『かわいい缶の本』には、本書の製作スタッフが大切にしているお宝缶も紹介されていた。家族からのお土産や、雨の日に並んで手に入れた限定缶、気がついたら家にあったものなどがあり、缶には思い出も詰まっているんだなぁと思った。
Yuzukoさんに缶の魅力を聞いてみたところ、「おいしく味わったあとに活用できる2度の楽しみがあること。缶そのものについていえば、ちょっとへこんだり傷ついたり色があせたり、時間がたったときの変化も魅力的なところ」だと答えてくれた。手に入れたときと、それを使っているとき。ふたつの思い出ができるのも、缶を使う醍醐味かもしれない。
本書を参考に、自分のお気に入りの缶をぜひ見つけていただきたい。
(上村逸美/boox)