先日、友人から「この間は、ありがとう」というLINEのメッセージとともに、同ギフトの商品が贈られてきた。添付されたURLをクリックすると、チョコレートとコーヒーがプレゼントされていた。実際の商品は近くのセブン-イレブンのコンビニで受け取るだけと簡単だ。
仕事で疲れたときに、メールでちょっとした差し入れが届いたりしたら、うれしくてもう少し頑張れてしまう。ましてや異性からであればほれてしまいそう! だが、勘違いせず感謝して受け取ろう。ちなみに、受け取りたくない場合はお断りすることもできる……。
同社広報の定松さんによると、利用者が多いのは20代後半~40代で、男女ともに利用されているという。どの会社の携帯を利用していても、相手の住所を知らなくてもメールアドレスやLINE、Facebookを知っていれば、気軽にギフトを贈ることができる。
ポチッとギフトはお菓子や飲み物、バスタオルなどの生活雑貨や文房具など、提携店のセブン-イレブンやモスバーガーで受け取れる商品がラインアップ。人気のギフトは、セブン-イレブンでは「ハーゲンダッツ・バニラミニカップ」「ポッキーチョコレート」、モスバーガーでは「モスバーガー」「モスチキン」だそう。
異性に住所を教えてといわれると、なんで? と警戒されるかもしれないし、わざわざ住所を聞くほどでもないし……。
もうちょっと、高価なものを贈りたいという人は、「SBギフト」で花やスイーツ、アクセサリーやカタログギフトなど約200点の商品のなかから贈れる。こちらももちろん住所は不要で、メールアドレスさえ知っていれば贈ることができる。相手がお届け先住所を指定でき、贈り主には住所情報が届かないという配慮もある。高価商品になると、住所を知らない人からプレゼントされるのは気が引けるのではと思うが、SNSでつながる友人の結婚祝いやサプライズで使われることが多いという。
「お手伝いありがとう」という日常のちょっとしたお礼や、「遅れてごめん」といったおわびに使うのが主流のようだが、定松さんにこんな使い方もできる! という裏技を聞いてみた。「携帯キャリア決済により携帯料金と一緒にお支払いいただけるため、手持ちのお金がないときに自分用にモスバーガーのギフトを贈って食べるといった使い方をする人もおられます」
財布を忘れて困ったときにも役立つなんて、「ポチッとギフト」恐るべし!
(山下敦子)