スーパーフードとは、簡単にいうと、栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品のこと。または、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品のこと。
もともとは1980年代にアメリカやカナダで、食事療法に取り組む医師たちによって使われ始めた言葉だが、現在では、プロポーションを維持するための食のスタイルとして毎日とり入れているセレブは多い。人気モデルのミランダ・カーやハリウッド女優のグウィネス・パルトロウ、歌手のマドンナなどがその一例だ。
そんなスーパーフードが、そろそろ日本でも本格的にメジャーになりそうだ。2013年秋には、日本初のスーパーフードの辞典的レシピ本『全米で大反響! スーパーフード便利帳』が発売。今年1月には、同書の著者でもある、いとうゆきさんが代表理事を務める一般社団法人日本スーパーフード協会が発足した。
先ごろ、同協会がメディア向けの発表会とセミナーを開催。前述のようなスーパーフードのイロハを教えてくれた。何をスーパーフードとするかの定義はいろいろあるそうだが、いとうさんが自身の本の中で“厳選! プライマリースーパーフード”として挙げているのは次の10種である。
スピルリナ、アサイー、カカオ、ココナッツ、ビーポーレン、ブロッコリースーパースプラウト、チアシード、アロエベラ、クコの実、亜麻仁オイル。
なかには日本ではあまり聞きなれないものもあるが、たとえば藻の一種であるスピルリナなどは、アメリカでは非常にポピュラーで、エナジーバーやパンケーキのようなグリーンのヘルシーフードにはほぼ間違いなく入っているという。実際に食べてみたのだが、ほんのり磯の香りで特にクセもない。
健康や美容に気づかう人から注目を集めているスーパーフードは、いわば自然のサプリ。日常の食事にプラスして気軽に取り入れられるのが魅力でもあるので、気になる人はチェックしてみては。
(古屋江美子)