何かを切っている時、その切れ味が鋭いと気持ちいいですよね。“よく切れる包丁”の実演販売が楽し過ぎて、最前列でずーっと見ていたこともあるし。

……とは言いつつ、自分が料理する際はそうもいかなくて。キャベツの千切りなんか、自分で見てても危なっかしいもの。手際が良くないわ、その包丁は錆びてるわ。いや、男の一人暮らしなんてそんなもんですよ?

そんな私に、朗報! レーベン販売(神奈川県横浜市)が4月19日より発売しているキッチンアイテムが、我々の強い味方です。その名は、『ののじキャベツピーラーライト』。
使い方は、あまりにも簡単。
このピーラーの刃先をキャベツの断面に当て、撫でるように引いてあげる。すると極薄・ふっかふかのキャベツ千切りが可能になるとのこと。
「一本一本の刃が“ギザ刃”なので、横滑りしません。安心してスッと切ることができます」(同社・担当者)
間近で見ると三角形になっている刃は斜め角度になっており、これを垂直に引いていく。いわば“引き切り”の要領だ。
「カッターを斜めにすると切れ味鋭くなりますが、それと同じ考え方です。
キャベツの細胞を潰すことがなく、新鮮なままで千切りします」(担当者)

実はこのピーラーは5年前に前身モデルが発売されており、今回はその最新版。本体素材にポリプロピレン樹脂を採用することで軽量化に成功している。また本体そのものが柔軟にしなるのでキャベツとの接地面が安定、刃がブレることもなくなった。
「今回のピーラーは用意していた分がすぐに完売し、入荷をお待ちいただく時期もあるほどご好評いただいております」(担当者)

というわけで私もこのキャベツピーラーを入手、実際にキャベツを千切りしてみたいと思います。
……その前にこのピーラー、持ち方も一味違うらしく。本体を握るのではなく、中央の穴あき部分(通称「指かけリング」)に中指を引っかけてあげる。
握ると手首が固定され食材につっかかるが、“指かけリング方式”なら手首のスナップが効いてスイスイ切れるそうだ。

それらの機能を十分に意識しつつ、切ります! ……あら~、予想以上に気持ちいいぞ。切れます、切れます。どっちかと言うと、料理というより工作している気分になるというか。“切る”よりも“削る”という言い方が感覚的には近いかも。夢中になって削ってると、いつの間にかお皿の上には大量のキャベツ千切りが溜まっていました。

もちろん、食べるでしょう。いただきます! ……薄っすいっ。キャベツでこんな食感が得られるとは思わなんだ。お作りの横に添えてある大根(つま)みたいです。

というかこのピーラー、何も用途はキャベツに限られているわけじゃないんです。
「大根の桂剥きやニンジンの皮剥き、玉ねぎの輪切り、ポテトのスライス等にもご使用していただければと思います」(担当者)

そんな『ののじキャベツピーラーライトの価格は、900円(税別)。
同社ウェブサイト、もしくは全国の東急ハンズ、「hands be」一部店舗にて購入することができます。

「主婦の方々はもちろん、包丁使いが苦手な男性にもご好評いただいております」(担当者)
一人暮らし男性は、重宝すると思いますよ。包丁とまな板が不要なのが、新しいです。
(寺西ジャジューカ)