【1】オレンジ色の反射板に隠されたヒミツ
高速道路の路肩やガードレールを見ていると、丸いオレンジ色の反射板が並んでいることがあります。これはヘッドライトなどの光を反射して道路がカーブしてるだとか、直線だとかを教えてくれるための「視線誘導標」という装置なのですが、秘密はその反射板についている「風車」!
風車を見ると、風力発電用なのか? などと思っちゃいますが、ここにはある機能が隠されていました! あの風車の裏側には、なんとブラシが付いており、車から出る排気ガスや粉塵で汚れがつくのを、車が起こす風力で掃除することで防いでいるのです。
なんともローテクというか……その小さな工夫が面白いですよね。自然の力を使った自己修復機能というとかっこいいかもしれません。
【2】ラッパ? 拡声器? 道路脇に続く不思議な物体は
高速道路を走っていると、小さなラッパというか、拡声器というか、円すいを横にしたようなメガホン型の装置があるのに気がつきます。
一見、緊急アナウンス用のスピーカーかにも思えるのですが、実はこれ、渋滞状況を調べるためのセンサーだったんです!
「車両感知器」という名のこちらは、車両がどのくらいの間隔で通っているかを調べることができ、どのくらい渋滞しているかという情報を出すことができるのだとか。「ここからここまで○分」などという渋滞情報の提供は、このような装置のおかげだったんですね!
【3】規則的に続くアレ、実際の長さは
高速道路上どこにでもあって一番良く見るのは白線。道路のセンターにある白線は、途中、隙間があります(写真参)。なんとなく等間隔で引いているのかなーと思いますが、実際あの白線は、8mもあるんです。白線と白線の間隔は12mで、合わせると20m間隔に引いてあるということに。走っているとすごく小さく見えますが、『ソフトバンクホークス』のファルケンボーグ選手4人分と思うと、凄く大きいですね!! この白線は、車間距離がどのぐらい空いてるか目算するのに役立ちます。
【4】適当かとおもいきや細か〜く決まってるもの
高速道路というのはルールがたくさんあるようで白線の他にも間隔が決まっているものが有ります。たまに見る緊急電話ですが、こちらは道路上では1km、トンネル内では約200mごとに設置してあるとのこと。適当においているのかと思いました。
パーキングエリア・サービスエリアの設置も目安があるようで、パーキングエリアは約15km間隔、サービスエリアは約50km間隔を目安に設置してあるとのことです。細かいルールがたくさん決まっていて、決めた人に感服しますね……。
【番外】車に貼ってある「水曜どうでしょう」
「水曜どうでしょう」とかかれたステッカーを貼っている車、けっこういますよね。これは、北海道の大人気ローカル番組で大泉洋さんがメインの「水曜どうでしょう」という番組のステッカーのよう。気になるのは、地方ローカル、しかも北海道ローカル番組のステッカーをつけている車が関東でも多くいること。特に高速道路を走ってるとよく見るんですよ。
どうやら関東でも再放送をしていて、その影響でステッカーを付ける人が増えているとか……? ちなみに「水曜どうでしょう」ステッカーをつけていると「水曜どうでしょう」ファン同士で友達が増えるという話もあるそうです。
まだまだ高速道路には隠されたヒミツがありそうですね! 渋滞に巻き込まれたらこんなコネタを披露してみてはいかがでしょう?
(今吉フハッ)