鉄道に関するものをモチーフにしたウォールステッカー(電気のスイッチのまわりなどに貼るシール)が発売された。企画したのは昨年末『タモリ倶楽部』(テレビ朝日)にも登場した鉄道模型店の『ポポンデッタ』だ。
早速秋葉原にある本部へ。そこで商品部の小林隆さんにお話を伺った。

――駅のホームでよく見かける「落し物注意」のマークもモチーフになっていますね!
「『タブレット交換』は鉄道ファンの方ならピンとくるのではないかと思います。全体としては鉄道ファンの方はもちろんですが、鉄道ファンではない方でも『おっ!』と思って頂ける風景を切り取って、どんな方でも楽しんでいだだける内容にと思い製作しています」

「壁のなか鉄道」シリーズ
"落し物注意"に"タブレット交換"  鉄道ファンにはたまらない『鉄道ウォールステッカー』
▲落とし物(鉄道ウォールステッカー)

"落し物注意"に"タブレット交換"  鉄道ファンにはたまらない『鉄道ウォールステッカー』
▲「タブレット交換」(鉄道ウォールステッカー)

"落し物注意"に"タブレット交換"  鉄道ファンにはたまらない『鉄道ウォールステッカー』
▲出発進行(鉄道ウォールステッカー)

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▲「通勤ラッシュ」(鉄道ウォールステッカー)

"落し物注意"に"タブレット交換"  鉄道ファンにはたまらない『鉄道ウォールステッカー』
▲ひし形パンタ車(鉄道ウォールステッカー)

"落し物注意"に"タブレット交換"  鉄道ファンにはたまらない『鉄道ウォールステッカー』
▲「シングルアームパンタ車」(鉄道ウォールステッカー)


鉄道初心者には、パンタグラフに「ひし形パンタ」「シングルアームパンタ」といった種類があることすら初耳だ。現在「ひし形パンタグラフ」は数を減らし、「シングルアームパンタグラフ」が採用されることが多い。

●お店は『タモリ倶楽部』にも登場
ポポンデッタは昨年11月に放送された『タモリ倶楽部』の「おめでとう日本一!! 鉄道模型店ポポンデッタを表彰しよう」の回に登場。
「鉄道模型コンテスト」のジオラマ製作部門で企業部門の日本一を獲得し、その部門とお店を「タモリ電車倶楽部」が表彰するという内容だった。

――社名が変わっていますが、そもそも「ポポンデッタ」とはどういう意味ですか?
「代表が熱帯魚を飼っておりまして、その中で『ポポンデッタ・フルカタ』という種類の熱帯魚が、一番元気がよかったからということから、あやかって名前を付けたそうです」
『ポポンデッタ・フルカタ』はパプア・ニューギニアに分布する熱帯魚で、透明感のある体にオレンジ色のヒレがある美しい魚だ。

ポポンデッタは鉄道模型専門店を全国に展開している。各店舗には巨大なジオラマが設置されており、時間制で鉄道模型を走行させることができる。自らが所有する自慢のコレクションを走行させることもできるが、店舗で「レンタル車両」もあるので、初めてでも気軽に楽しめる。秋葉原の本部にあるジオラマ製作部門「ポポンデッタクラフト」の工房では、近々オープンする店舗に展示する巨大なジオラマが作られていた。


"落し物注意"に"タブレット交換"  鉄道ファンにはたまらない『鉄道ウォールステッカー』
▲坂の勾配を調整。

"落し物注意"に"タブレット交換"  鉄道ファンにはたまらない『鉄道ウォールステッカー』
▲団地もこの通り(建築中)。ジオラマは店舗のある街をモチーフにして作られる。

"落し物注意"に"タブレット交換"  鉄道ファンにはたまらない『鉄道ウォールステッカー』
▲秋葉原店にあるジオラマ。巨大ジオラマでは自分の鉄道模型を走行させることができる。

"落し物注意"に"タブレット交換"  鉄道ファンにはたまらない『鉄道ウォールステッカー』
▲本部(左手)と店舗(右手)のジオラマ。秋葉原店の巨大ジオラマに鎮座している。

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▲ポポンデッタ秋葉原店にある巨大ジオラマの一角には『タモリ記念公園』が。


ちなみに、ジオラマのオーダーメイドも可能。博物館などの巨大レイアウトから、卓上サイズのミニジオラマまで、法人個人を問わず、ニーズや予算に合わせて製作することが可能だ。ポポンデッタは、まさに会社の代表が飼っていたポポンデッタのように元気な会社(お店)なのであった。
(取材・文/やきそばかおる)

「鉄道ウォールステッカー『壁のなか鉄道』」
全国の鉄道模型取扱の小売店・量販店、一部の書店(書泉グランデ・書泉ブックタワーなど)、ポポンデッタ各店・ポポンデッタ通販などを中心に2015年4月2日より購入できます。