そんなスマホ写真を活かしたユニークなサービスを見つけた。その名も「写メチョコ」。「プリントデコレーション」という技術を使って、デジカメや携帯のカメラ機能で撮った画像を円形のチョコにプリントしてくれるというものだ。
とりあえず、私も試しに作ってみることにした。注文の仕方は簡単だ。スマホで写真を撮り、必要に応じてアプリなどで加工。あとは、写メチョコのオーダー画面で表示サイズと表示位置を微調整すれば完了。もちろん、パソコンからでも注文できる。
待つこと5日。商品が到着した。ワクワクしながら箱を開けると、見覚えのある写真がホワイトチョコレートの上にしっかりと印刷されている。予想していた以上に鮮明な仕上がりに驚いた。


早速家族に見せると、「え~、なんで私がお菓子に!?」「すごい~」と大興奮。食べてみると、ホワイトチョコレートは甘くて濃厚。チョコレートの下に敷かれたシナモン風味の薄いクッキーが食感と味にアクセントを加えている。「食べるのがもったいない」といっていた家族も、食べ始めるとその美味しさであっというまに完食していた。
サービスを提供するのは、赤坂のパティスリー「デリーモ」。ショコラティエである江口和明さんがシェフパティシエを務める同店では、ヴァローナやカカオバリーといったフランスのチョコレートメーカーから仕入れた素材を使って多彩なスイーツを提供。イートインメニューではワインとチョコレートのマリアージュを提案するなど、遊び心も溢れた人気店だ。
ショコラティエの江口さんによれば、「もっと気軽にチョコレートを楽しんでほしいという思いから写メチョコも始めました」とのこと。サービスを始めたのは今年2月から。とくに大々的に宣伝したわけではないそうだが、口コミで広がりつつあり、今では一日に何十件も注文が入ることもあるとか。
個人の用途はもちろん、企業がイベントのお土産品にしたり、ウェディングのプチギフトにしたりと大口注文も多いそうだ。もちろん1箱から注文できるので個人でも気軽に利用できる。

スマホ時代に気軽に送れる新感覚のオリジナルギフト。ぜひ気軽に使ってみては?
(古屋江美子)