2014年の12月、ゴキブリが混入したペヤングソースやきそばを購入した消費者からTwitterに投稿が行われ、ペヤングが工場の稼働を停止してからはや7か月。6月8日から関東地方で「ペヤングソースやきそば」が販売再開されました。


「ペヤングじゃなきゃダメなんですか?」大手3社のカップやきそばを食べ比べてみた


今回の販売再開にあたって製造ラインおよび工場内のあらゆる環境を見直し厳格な品質管理体制を整え、新たに稼働するとのことで、具体的には

・製造ラインの異物混入防止策を徹底し、異物の混入を感知する「センサーカメラ」を設置
・燻煙を利用した月一度の集中殺虫を行い、虫等の侵入箇所の封鎖するように工場内を改造するなどの「工場内の衛生管理」
・密閉性を高めるためにパッケージを変更
などの対策を行ったとのこと。

ただ、発売再開後のペヤングの持ち上げられ方が尋常じゃない……むしろスーパーなんかじゃ昔より高くなってるなんて声もチラホラ。「ペヤングってそんな美味しいの?ペヤングなきゃダメなの?」と疑問に思い、ペヤング・日清・明星のやきそばを食べ比べてみました。

発売再開の日に会社近くのファミリーマート行ってみると、ペヤングソースやきそばがフツーに陳列されていましたが、発売再開2日目の9日に行くとすでに売り切れになっていました。

「ペヤングじゃなきゃダメなんですか?」大手3社のカップやきそばを食べ比べてみた


今回はペヤングソースやきそばと食べ比べるために「日清焼そばU.F.O.」と「明星 一平ちゃん夜店の焼そば」を購入。ちなみにJタウンネットの調査によると、ペヤングは関東甲信越地方、U.F.O.は西日本で人気があるようです。


「ペヤングじゃなきゃダメなんですか?」大手3社のカップやきそばを食べ比べてみた


さっそく3種類すべてを開封。いずれもかやく・ふりかけが入っていますが、ペヤングにはスパイス、一平ちゃんにはからしマヨネーズが入っており、3社それぞれ違いがあります。
「ペヤングじゃなきゃダメなんですか?」大手3社のカップやきそばを食べ比べてみた


麺を3分ゆでた後にソースをかけて作るという行程はどのメーカーも変わりません。ペヤングが最もやきそばの色が薄く、U.F.O.はスパイスの香がやや強め。
「ペヤングじゃなきゃダメなんですか?」大手3社のカップやきそばを食べ比べてみた


まずはペヤングソース焼きそばから食べてみます。ペヤングはソースのフルーティーさやコクが際立ち、見た目の通り3種類の中で最も塩気が薄く、油っぽくなくやきそばの中では比較的あっさりとした印象。
スパイスをかけるとジャンクな味にはなるものの、幅広い年代に親しまれそうな味に仕上がっています。今回社内の3人で食べ比べたところ、関西出身の社員からは「薄い」という感想も寄せられました。
「ペヤングじゃなきゃダメなんですか?」大手3社のカップやきそばを食べ比べてみた


U.F.O.は3種類の中で最も麺がしっかりとした食感で、化学調味料の旨味が前面に押し出されたジャンクな味わい。3種類の中では最も肉の味がしっかりしているのも特徴の一つで、味が濃いのでビールと一緒に食べるなら最も向いているかもしれません。ちなみに、関西出身の社員はこれが一番とのことでした。
「ペヤングじゃなきゃダメなんですか?」大手3社のカップやきそばを食べ比べてみた


一平ちゃんはソースの味が濃く、油も多めに使われており、唐辛子やカラシの辛味も感じられるもっともパンチの効いた若者向けの味わい。
別添えのからしマヨネーズをかけると、よりコッテリした味わいになるので、マヨネーズが好きな人なら迷わずこれを選んで良さそう。
「ペヤングじゃなきゃダメなんですか?」大手3社のカップやきそばを食べ比べてみた


確かに、3種類とも味は全く違うので、ペヤングが好きな人にはU.F.O.や一平ちゃんで満たされない何かがありそうです。それぞれ特徴があるので1度に一人で3食食べるのは難しいものの、3人くらいで食べ比べるのも面白いかもしれません。ちなみにペヤングソースやきそばは6月22日に甲信越・静岡地区、6月29日に東北・中京・北陸地区、7月6日 関西・中四国・九州地区で販売再開予定です。