他のアーティストはライブなどで自らの主張(戦争反対、原発反対など)を語ることも珍しくないですが、決して桜井さんはこの手の主張を表明しません。
このスタンスは以前、桜井さんなどが環境問題をテーマに立ち上げたライブフェス「ap bank fes」でも同じで、桜井さん自ら「ごみを減らすために~をしよう、温暖化を食い止めるために~をしよう」と主張することはありませんでした。
それはなぜでしょう。これには桜井さんが持っている確固たる信念によるものなのです。
【音楽至上主義者である桜井和寿】
桜井さんは「自分にとって宗教みたいなもの」と語るほど音楽に対して誠実です。そのため、あくまでも音楽によって表現したいと考えているのです。
2007年の『ROCKIN'ON JAPAN』でのインタビューでは
「ミュージシャンがライブ会場などでメッセージを発信することもあるが、彼らが信頼されてるのは音楽があってこそ。なのに自分自身が信頼されていると勘違いし、言葉を発信するのは謙虚ではない」