開発は株式会社SEEKのアプリブランドbraindrop(ブレインドロップ)。乙女ゲーム(女性向け恋愛ゲーム)と放置ゲームを組み合わせたシュールなアプリだ。

出てくるキャラクターは5人。目と目の距離が近そうな桜井マサハル、霊感が強い闇野秀夫、ツンツンしているが女装にハマっていく松岡ヒロト、背中に立つと撃たれる東郷十三、そして主人公をリア充部にいざなったウサギの被り物をかぶった部長だ。
えっ、この人たちと恋愛しなくちゃいけないの……? マジで……?
ゲームの進め方はシンプル。アルバイト(コンビニ・ファミレス・探偵事務所・マグロ漁)でお金を稼ぎ、男たちからひとり選んでデートに行く。デートでの選択肢に応じて好感度が上がっていき、恋が進展する……というものだ。
アルバイトパートが、客をタップするとお金がもらえる「放置ゲーム」要素。デートパートが「乙女ゲーム」要素になる。

たとえば、桜井マサハルとのデート。デートコース自体はいたってオーソドックスだが、鼻毛が出ている。鼻毛が出ているうえに、指摘しても冗談だと思われて流されてしまう。


乙女ゲーらしく、デートの終わりには選択肢も出てくる。

迷わずいちばん下を選ぶ。好感度は上がらなかった……。
デート終了後は、キャラからメッセージが届く。LINEのようなインターフェースのメッセージアプリだ。ランダムでメッセージが返ってくるようになっていて、一見すると本当に会話をしているかのよう。

デートは1キャラにつき5回できる(つまり、デートシナリオが5段階用意されている)。ただし、デートの段階が進むたびにかかるお金は増えていく。最初のデートは5000カネーでできるのに、4段階目のデートでは50万カネーが請求される! めちゃくちゃバイトして、めちゃくちゃ客をタップしないと恋愛を進めることはできないのだ。世知辛い〜!
残りの3人ともデートをしてみた。色物ばかりで「この中の誰とも恋愛したくないな……」と思っていたのだが……。

闇野くんは一途で健気。
ただし、デート資金を集めるのには相当な時間がかかる。恋心が冷める前に、お金が溜まればいいのだが。
「青藍高校リア充部」(基本無料/アプリ内課金あり。1200円で無限にカネーを利用することができる)
iOS版 Android版 近日中に「青藍高校ヒモ部」リリース予定
(青柳美帆子)