そこで今回は松雪泰子版「白鳥麗子」がどんな内容のドラマだったのか振り返ってみたい。
プライドが高すぎる白鳥麗子の恋物語
一言で内容を説明すると、思い込みの激しさとプライドの高さだけは誰にも負けない、容姿端麗のスーパーお嬢様・白鳥麗子と、幼少期から彼女に想いを寄せられ続けている秋本哲也との恋物語をコメディータッチに描いた作品。
麗子のとんでもない高飛車発言とポジティブすぎるその思考、そのせいで上手くいきかけた恋もつまずいたり、とんでもない方向へ物語が進んだりするのだが、麗子の哲也へ対する純粋すぎる想いを見ると、つい視聴者は麗子の味方をしたくなるのだ。麗子と哲也の恋の行方が気になると同時に、毎回の松雪泰子のファッションも女性たちは楽しみにしていた。
第2シリーズと映画版もあった「白鳥麗子でございます!」
1993年2月に第1シリーズ終了後、同年10月より第2シリーズが放送された。第2シリーズでは、哲也役が萩原聖人から松岡俊介に変わっており、違和感を覚えた視聴者も多かったことだろう。なぜ変わったのかというと、萩原聖人が同時期に「夏子の酒」というドラマの撮影があったから。