ドラマに先駆け、前日1日にスペシャルトーク番組『コトバのお年玉~薬師丸ひろ子×小泉今日子×有働由美子の初夢トーク~』が放送された。
有働さんとカラオケ行きたい。三者三様の「お正月の過ごし方」
『あまちゃん』で共演した薬師丸ひろ子と小泉今日子。そして『あさイチ』でイノッチといっしょに熱い「朝ドラ受け」を繰り広げた有働由美子。
お正月の過ごし方は、三者三様で、特に薬師丸ひろ子と小泉今日子は対照的。

で、有働アナは…?

ええー!めっちゃ楽しそうです。
意外な小泉今日子の思い出。「デビューのきっかけ」トーク
薬師丸ひろ子のデビューのきっかけは1978年の映画『野生の証明』。
この薬師丸ひろ子のデビューに関して、小泉今日子から意外な思い出話が聞けた。
小泉「中学生の時にテレビを見ていると(映画「野生の証明」の)ヒロインを募集中っていうスポットが流れて、親に『私、これ出してみようかな』って言ったら『バッカじゃないの、お前なんか受かる訳ない』って言われて。
(その後)ヒロイン決定っていうのを見て勝手に応援しようみたいになって、大好きだったんです。映画もすぐ見に行って…。」
ちなみに、小泉今日子のデビューは1982年。
松田聖子・中森明菜と共に、80年代を代表するアイドルであるキョンキョンも、デビュー前はこんな感じだったんだなぁ、と驚いた。
蛇足ですが、このふたりのデビュー物語は『あまちゃん』にもリンクしているんですよね。
薬師丸ひろ子は映画『野生の証明』で女優デビュー、映画『セーラー服と機関銃』など大ヒットを連発、彼女が歌った主題歌も大ヒット。(あまちゃんで演じた鈴鹿ひろ美は映画『潮騒のメモリー』でデビュー、主題歌も大ヒット)。
いっぽう小泉今日子はオーディション番組『スター誕生』で合格、翌年デビュー。「渚のはいから人魚」「スターダストメモリー」など多くの大ヒットを飛ばす。(あまちゃんで演じた天野春子はオーディション番組『君でもスターだよ』で合格するがデビューには至らなかった。)
今たのしいのは?仕事についてのトーク
今いちばん楽しい仕事として、女優業の他に薬師丸ひろ子が挙げたのが、歌うこと。
デビュー当時と印象が変わらない歌を心がけているという。
「聞いてくれる方のイメージとかそういうものがふと過去に帰るときに、その音色って言うんですか、それがいっしょに思い出を引っ張ってくれるって…そういうのがあるので」
聴く人のために歌い方を変えないというポリシーに彼女らしさを感じた。
今いちばん楽しい仕事として、女優業の他に小泉今日子が挙げたのが文章を書く仕事。
約10年間、新聞読書欄に掲載された書評『小泉今日子 書評集』は現在ベストセラーとなっている。
薬師丸「最初は本についての感想…。読み進んでいくうちに小泉さんのエッセイになっていくんですよね」

新春スペシャルドラマ「富士ファミリー」は1月2日放送!
トーク部分とは別ロケで、片桐はいりが脚本家・木皿泉の自宅を訪ねる。
木皿泉は『すいか』『野ブタ。をプロデュース』『セクシーボイスアンドロボ』『Q10』を手がけた夫婦の脚本家。
木皿泉が片桐演じるバアさんを「このお婆さん、ずーっと見ていたい!」と絶賛していた。当の片桐はいりは「本がすでに面白いからこれやるのはきついよー」と収録前に感じたプレッシャーを吐露していたが、予告動画を見てみると、うん、確かにずーっと見ていたい。
薬師丸ひろ子と小泉今日子が姉妹役だという新春スペシャルドラマ「富士ファミリー」。
他キャストは、片桐はいり、ミムラ、中村ゆりか、高橋克実、吉岡秀隆ほか。
さあ、こたつでのんびり見ることにいたしましょう。
(小西りえこ イラストも)