サンリオといえば、ハローキティやポムポムプリン、マイメロディなど、幼児から大人まで幅広く魅了するカワイイキャラクターが売り。そんなサンリオが、なぜかイケメンの高校生5人組のキャラクターを発表した。


「サンリオ男子」には、「サンリオキャラが大好きなイケメン男子高校生が、サンリオキャラグッズとともに日々を過ごし、成長する」といったストーリーがある。去年の11月に公式Twitterで発表されるやいなや、「サンリオが萌えに参入したぞ!」「この男の子は推せる!」などと話題を呼んでいる。

バッドばつ丸くんっていたよね?


サンリオといえばすべてのキャラクターがピンクで、ほわほわで、チャーミングで、お行儀が良いキャラ、というわけではない。意外なキャラは90年代から多数存在している。

なかでも1993年に、サンリオ初の悪役キャラとして登場したのが、鋭い目つきとブラックカラーが目を引く「バッドばつ丸」だ。天邪鬼なペンギンの少年という設定で、不良少年の味方をするのが好きだという設定がある。サンリオらしからぬ、一人称が「オレ」「オレ様」というのも、子供達にとっては斬新だったのかもしれない。

サンリオが発行している『いちご新聞』の読者投票企画である「サンリオキャラクター大賞」では、1996年に堂々の第1位を獲得。悪役にもかかわらず、当時から人気が高かったキャラクターなのだ。現在でもサンリオの公式サイトでは、ばつ丸の特設ページがあり、ブラウザで遊べるゲームなどが充実している。

グッドはな丸もいたよね!


そんな真っ黒のばつ丸とセットで登場したのが、真っ白なアザラシのキャラクター、「グッドはな丸」だ。公式サイトによれば、はな丸は「絵に描いたようないい子」という設定らしい。

なぜ不良なばつ丸と仲が良いのか少々疑問ではあるが、筆者自身2匹がセットになっているキャラクターグッズなどをよく購入していた記憶がある。
ピンク色に占められたサンリオの世界観に突如現れた白黒コンビは、異端ながらも魅力的だった。

今後もサンリオが奇抜なキャラクターを生み出してくれることを期待したいものである。
(野中すふれ)
※イメージ画像はamazonより「(ごのたん)gonoturn バッドばつ丸コラボ アイマスク」
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