現在はすっかり女子アナが憧れの存在として認知されてきたが、女子アナというのがクローズアップされたのが90年代。その先駆け的存在だったのがフジテレビの河野景子(現花田景子)、有賀さつき、八木亜希子の三人である。
女子アナブームのきっかけを作った三人の内、八木亜希子の人気を振り返ってみたい。

八木亜希子の経歴


八木亜希子は静岡県生まれ。その後横浜市に引っ越し、横浜雙葉学園から早稲田大学を経て1988年にフジテレビに入社した。入社してから『明石家サンタ』など様々な番組に抜擢されて人気を博し、2000年3月にフジテレビを退社後もフリーアナウンサーとして活躍。2001年には映画『みんなのいえ』で主役に抜擢されて女優デビューして日本アカデミー賞新人賞を受賞している。
その後2002年、外資系金融会社で働く大学時代の同級生と結婚し、結婚後の八木は夫の赴任先であるアメリカに生活の拠点を移した。

内村光良と交際の過去も


私生活も話題になることがあった八木。なんといっても欠かせないのは1991年の内村光良との交際発覚だ。しばらく交際が続いたのだが、結局6年ほどで破局してしまう。
交際中の八木は『おはようナイスデイ』というワイドショー番組を担当しており、ニュースのVTRに内村が移り、それを総合司会を務めていた川端アナウンサーに突っ込まれるという一幕もあった。

女子アナがアイドル的存在として起用されるようになったことをメディア文化論専攻の稲増達夫法政大学教授は「80年代の女子アナブームから、局独自のタレントとして女子アナを育てる流れが、フジテレビを中心に始まった」と語る。八木のように息の長い活躍をする女子アナが出てくるか見ものだ。
(篁五郎)

※イメージ画像はamazonよりその気持ちを伝えるために
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