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猟奇的な役に定評ある森田剛とはいえ、ここまで凄惨な場面を撮ったわけ「ヒメアノ〜ル」監督に聞く

狙った獲物は逃さない恐怖のサイコキラー森田(森田剛)を描く「ヒメアノ~ル」は、漫画原作ではあるが、かなり生々しい。前編では、森田に追いつめられたヒロインが、どれだけ酷い目に遭うかについて話を聞いた。後編では、さらなる衝撃のシーンについて、吉田恵輔監督に聞く。
(*吉田の「吉」は 正式には土に口)
前編はコチラ
猟奇的な役に定評ある森田剛とはいえ、ここまで凄惨な場面を撮ったわけ「ヒメアノ〜ル」監督に聞く
(C)2016「ヒメアノ~ル」製作委員会

──森田(役名なので呼び捨てします)の暴力シーンで、生理用品が出てくることは驚きました。
吉田 暴力シーンは数あれど、生理中のシチュエーションを観たことがないと、昔から違和感があったんです。
──なるほど。
吉田 女性にとって1ヶ月に1回あることなのに、そういう描写がまったくないですよね。
──リアリティーの追求?
吉田 リアリティーに関して、僕は、昔からトイレのシーンを撮ることが多いんですよ、女性の。2時間あったらトイレいかない? と思って、無意味にトイレのシーンを挟み込んだりして(笑)。
──疑問を感じることは大事だと思います。
吉田 とすると、作られたキャラクターじゃなくて、こっち側の(観てるほうの)人間と近いんじゃないかと思うんですよ。
──深いお考えによって、リアルとおもしろみと恥ずかしさの混じった画になるんですね。
吉田 気持ち悪い映画にはしたかったんです。暴力シーンはどうしたって偽物じゃないですか。例えば、実際に電車で体を触られたほうが圧倒的な不快感だと思うんです。でも映像ではその感じを映すのは難しい。じゃあどうしたら女性が観て嫌悪感を覚えるくらいの気持ち悪さが出るか考えました。

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