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一生分の「午後の紅茶」を見た キリンビバレッジ湘南工場に潜入

一生分の「午後の紅茶」を見た キリンビバレッジ湘南工場に潜入

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「午後の紅茶」が作られているキリンビバレッジ湘南工場を見学できるというので行ってきた。これまでは学校の社会科見学でのみ実施してきたが、昨年から予約をすれば誰でも見学できるようになっている。わざわざ外国から見学に来る人もいるとのこと。


工場で膨らませて作るペットボトル


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湘南工場ではペットボトルも生産している。説明されて初めて知ったが、ペットボトルはプリフォームという試験管のような形をしたペットボトルの素を温めて柔らかくした後、金型にセットして空気で膨らませることでできていた。同じフレーバーでも、コンビニ用は縦長にして陳列した時映えるように、自動販売機用は商品が出る時衝撃が加わるので耐久性を重視して作られているという。また、ペットボトルのデザインが完全な四角ではなく多面体なのは、アイスティーが美味しく見えるよう計算されているから。同社内では「アイスティー・ボトル」と呼ばれていると同行してくれた社員の方が教えてくれた。


巨大ポットに湯と茶葉を入れて原液を抽出


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「午後の紅茶」のストレートティー、ミルクティー、レモンティーで使用している茶葉は、すべて手摘みで採集したスリランカ産だが、それぞれ味や香りが異なる茶葉を使用している。製品ではミルクやレモンが入っているので気付かなかったが、実際に展示されていた茶葉をかいでみたところ、いわゆる紅茶の香りがするものもあれば柑橘系の香りがするものもあった。
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工場見学ツアーの案内をしてくれた太田さん

現地で使われている、頭に布を引っ掛けて背負うようになっている茶摘み用カゴも展示してあり、実際に背負うこともできる。空の状態でも重量があり、首を持っていかれそうになった。

中身を作る工程は動画での説明になる。ニーダーと呼ばれる巨大なポットに湯と茶葉を入れてかき混ぜた後、ニーダーを傾けて大量の原液を抽出する。一度に作れる量は、500mlのペットボトル約2万5000本分にもなるそう。原理は家庭で作る紅茶と一緒なのに、規模が大きすぎて滝のような迫力のある映像だった。


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ベルトコンベアに流れているのは全て500mlの「午後の紅茶」ストレートティーだ

中身は、1分間に600本の速さでペットボトルに詰められる。できたての「午後の紅茶」が、次々と自動的にベルトコンベアに載せられていく。スーパーやコンビニではお目にかかれないほどの数が目の前を流れていく光景は圧巻だ。写真ではまだ隙間が空いているが、ギュウギュウに詰まった時は1万本も載っているという。工場には90分ほどいたので、5万4000本ほど生産されていたのだろうか。人生80年で1日1本見たとしても、一生分は軽く超える数の「午後の紅茶」を見てしまった。
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この日の稼働率はかなり順調で、既に3万ケース以上製造していた。


ラベルは蒸気の力で縮めて密着させる


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ベルトコンベアを通過したボトルは、ラベルをかぶせる機械まで一列になって運ばれる。実は、ラベルはかぶせる直前までテープのようにつながった状態になっていた。
大きめに作られていて、蒸気をあてることでボトルに密着するサイズまで縮めている。
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賞味期限を印字しダンボール詰めして出荷


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ラベルを付けられた「午後の紅茶」は、印字機で賞味期限の記載する。ボトルが通る一瞬のうちにインクを吹きかける仕組みだ。日付のあとのアルファベットはどの工場で生産されたかを示すそうだ(湘南工場の場合はS)。
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最後に、決められた本数をダンボール箱に詰める工程を経て出荷される。各工程の間には専用機器による検査を挟んでいるため、ひっかかって弾かれたボトルも何本かあった。こうして湘南工場では1日最大250万本も製造しているそうだ。


世界に1本の「午後の紅茶」をもらえる体験コーナーも


体験コーナーでは、ペットボトルの成形、ラベル付け、印字を体験できる3つの機械が置かれている。
成形体験で作られるペットボトルは同社のキャラクター「エコパンダ」の形をしていて、できあがると子どもたちの歓声が上がるそうだ。

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機械を作動させる手伝いをしてくれた子どもにあげる、とてもレアなボトル。


ラベルは工場見学専用のデザインで、通常とは異なっている。最初に入り口の撮影ブースで撮った写真まで印刷されているので、世界に1本しかない。この特別な「午後の紅茶」は一組ごとにプレゼントされる。

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印字体験では、ミニサイズの印字機で、見学した日付をしおりに印刷する。機器にしおりを通すスピードによって、文字の大きさが若干ことなり、遅すぎると字が切れてしまうことも。

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印字は、子どもよりも大人が悔しがって再挑戦したがるそうだ。
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全ての見学が終わると、調査後のお楽しみとして、好きなフレーバーの「午後の紅茶」を選んで飲むことができる。
見学は休館日と年末年始を除く全日に1日2回行われている。1回の定員は30名だが、夏休み期間はすでに満席の日も多かった。予約は電話、もしくは同社ウェブサイトからできる。
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入り口壁面には社員の顔写真が。ちゃんと表情を要求して撮影しているそうだ。

(茶柱達也)
コネタの記事をもっと見る 2016年6月25日のコネタ記事
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