
スマホアプリが普及したことで、家庭用ゲーム機を買ったり、ゲームセンターに足を運んだりしなくなったという人も少なくないはず。そんななか、岩手県にあるゲームセンターが存続をかけたメッセージをTwitterに投稿。その熱いメッセージに心を動かされる人が続出しているようだ。
「廃墟だと思った」と言われてしまうほどの経営難
10月2日に岩手県奥州市にあるゲームセンター「テクノワールド」が「存続に関する大切なお知らせです。拡散お願いします」と投稿したのは、同ゲームセンターの現状に関する文章。「このままでは確実に年内で閉店する処まで追い詰められています」という苦しい状況のようで、「電気が点いていない筐体達は、そうしなければ電気代すら支払し切れない状況の表れでした」「身銭を切ってでも新しい機械を入れる方針でしたが、切れる身銭はありません」という言葉からも厳しさが伝わってくる。なお、役員報酬300万円近く未払いで家賃も滞納し、値引きの交渉もしたが9月の家賃も払えないほどの売り上げだったそう。
岩手県奥州市江刺区にあるゲームセンター「テクノワールド」存続に関する大切なお知らせです。拡散お願いします。 pic.twitter.com/o7zNRnVAU3
— 奥州テクノワールド (@technotectec) 2016年10月2日
しかしそんな状況のなかでも、「昔ながらの『ゲームセンター』を残したい」という熱い気持ちに共感し、ゲームを提供してくれたり、廃棄寸前の筐体を改造してくれたりといった協力者が集まり出す。
熱い決意に胸をうたれる人続出
決意を新たにした同ゲームセンターは、「わたしはこの熱い思いと共に地域に昔ながらのゲームセンターを残す活動を始めました。諦められない思いがあります。そして今ならまだ間に合います。岩手県奥州市江刺区にあるゲームセンターテクノワールドの存続に皆様の力をお貸しください」とつづり、現状の共有や個人所有の基板貸与提供のお願いをしている。
このメッセージにゲームファンたちも胸を打たれたようで、「頑張ってください!!」「近々遊びに行きます!」といった応援のメッセージや、宣伝方法に関してのアドバイスが続々と寄せられている。
現在、店長が1人で運営しているという同ゲームセンター。節電営業のために電源が入っていないゲームもあるが、声をかければ電源を入れてくれるそうだ。遠くに住んでいる人も情報の拡散など協力できることはありそうなので、気になった人はTwitterをチェックしてみよう。


