
誰もが知ってる不二家のペコちゃん。店頭に立っているペコちゃんが季節ごとに着替えているのはなんとなく把握しているけれど、一体どのくらいの頻度で着替えているんだろう?これって、店舗ごとに衣装が違ったりするのかしら??疑問があったら即解決!さっそく株式会社不二家・広報担当の宮永さんに真実を直撃すると、次から次へと新事実のオンパレードなのでした。
今ではオシャレなペコちゃん…設置当初は紙だった!?
店頭ペコちゃんは、1950年に不二家洋菓子店の店頭人形として初登場。「当時は紙でできた張り子の人形でした」といきなりの衝撃事実。実際の画像を見てもその衝撃はかなりのもので、ペコちゃんの歴史の重みを感じます。

さてさて本題の店頭ペコちゃんのお着替え事情についてですが、現在は1年で約8~9回着替えているそう。季節ごとで年に4回くらいかな?と思っていたけれど、実際はその倍以上のペースで着替えるオシャレさん! ペコちゃんといえばオーバーオールを着ているイメージがあるけれど、もうオーバーオール姿のペコちゃんには会えないのでしょうか?「オーバーオールのペコちゃんは現在ほとんど登場することがありません。ただし、一部の店舗に設置しているおしゃべり機能がついた『おしゃべり店頭ペコちゃん人形』は、常にオーバーオールの衣装を着用しています」。
な、な、なんということでしょう!!巷には、おしゃべりする店頭ペコちゃんがいるという新事実……。どこに行けばそのペコちゃんに出会えるのだろう?と期待が膨らみますが「一定期間で各店舗を回っております」と宮永さん。あぁ、会いたくてもなかなか会えない、まさに幻のペコちゃんなのね……と落ち込んだのも束の間、「都内なら、銀座にある不二家数寄屋橋店には常に設置してありますよ」とありがたきお言葉! なんでも「頭をなでる」「握手をする」「抱きしめる」の動きに合せて、90種類の言葉をおしゃべりするのだとか。今すぐ会いたくてウズウズしますが、確認は後日ということで取材を続行。
お次は、ペコちゃんが着ている衣装はどの店舗も同じなのかということ。「基本的に全店舗同じ衣装を着ています。ただし、本社があるビルの1階にあるOTOWA FUJIYA店のみ、お店のスタッフが着ている制服と同じデザインの衣装を着ています」。
ペコちゃんが座ってる~!!一風変わった衣装を大公開!
ちなみに今までのペコちゃんの衣装で変わったデザインのものを宮永さんに聞くと、全身もふもふの「2014年イースター」と、ペコちゃんがカボチャの上に座っているように見える「2015年ハロウィン」ということで、さっそく画像を入手。

たしかに座っているペコちゃんは斬新かも……これからも新たなペコちゃんの衣装に期待が高まります!
ところで、過去にペコちゃんのボーイフレンドであるポコちゃんも店頭人形があったという噂を小耳に挟んだ筆者。もちろんこの件についても追求すると、「噂は本当です。不二家洋菓子店に店頭人形が登場した初期の頃はポコちゃんの店頭人形もありましたが、ペコちゃんと並べて2体置くとスペースが取られることと、ペコちゃんの方が人気があったこともあり、無くなってしまいました」という切ない事実が発覚。横には立っていなくても、いつもペコちゃんを支えてくれるポコちゃんの気持ち、ペコちゃんにはちゃんと伝わっているはずです!

意外と知らない事実といえば、ポコちゃん同様に誰もが見たことのある犬のキャラクター。みなさま、お名前をご存知ですか?正解は……「Dog」です。そのまんまかい!と突っ込みたくなりますが「過去に一般のお客様から名前を募集したこともありますが、商標の関係などもあり最終的に名前はDogになりました」とのこと。どんなことにも、さまざまな事情はツキモノですからね。以後お見知りおきを……。

2016年には、新キャラクターとして、ペコちゃんのお友達の「ラブリーキャティ」と、ペコちゃんをライバル視している「ペコラちゃん」が登場するなど、まだまだ広がり続けるペコちゃんの世界。実は今年9月には不二家の看板商品である『ミルキー』がリニューアル。パッケージも刷新し、ペコちゃんがより立体的で表情豊かになったという豆情報を抑えつつ、これからも不二家とペコちゃんの新展開に大注目です!
(カツウラアヅキ)