今年10月〜12月まで放映されていた『ユーリ!!! on ICE』(テレビ朝日系列)。久保ミツロウと山本沙代が原案を務め、男子フィギュアスケートを題材とした深夜アニメだ。

主人公は引退の崖っぷちに立つフィギュアスケーター・勝生勇利。ひょんなことから世界選手権5連覇中の王者、ヴィクトル・ニキフォロフが日本に押しかけ、勇利のコーチをすることになる。目指すはグランプリファイナルの金メダル──。

放映終了後も人気は衰えず、イベントを開けばチケットが一瞬でSOLD OUTするほど。魅力的なキャラクターやストーリーに加え、人気の一端を担うのがスケートシーンのリアルさだ。実際に競技選手を振り付けているコレオグラファーの宮本賢二がアニメ用に振付を考案し、リンクで実演した映像を元に演技のシーンが描かれているのだ。

演技以外にも端々まで気を配られたフィギュアスケートのリアルさは、アニメファンのみならずフィギュアスケートファンをも虜にしているという。いったいどの辺がどうリアルなのか。『ユーリ!!! on ICE』にハマった、スケートファン歴10年のSさん(仮名)に話を聞きました。
「ユーリ!!! on ICE」フィギュア描写の凄さ細かさを観戦歴10年のスケートファンに聞いた
『ユーリ!!! on ICE 1』 [DVD&Blu-ray] 特典映像にはコレオグラファー・宮本賢二によるアニメ用フィギュアスケート振付映像も。

ヴィクトルが「4回転ループ」を飛ばないワケ


──確認なんですが、Sさんはいわゆる「スケオタ(熱心なスケートファンのこと)」ということでいいんですか……?

「いやいやとんでもない! 地上波のお茶の間観戦が中心で、試合結果やプロトコル(採点の詳細)を見る程度ですので、いちスケートファンということでお願いします」