
2010年に発売された大人気ゲームソフト『ダンガンロンパ』。
先日『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』も発売もされ、ますます盛り上がる本作品でございますが、今回はそんなダンガンロンパの最初の作品「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生」に登場する7人の男性キャラがもし現実にいたら誰がモテるのか、ということを考えてみたいと思います。
苗木誠、桑田怜恩、十神白夜、山田一二三、大和田紋土、石丸清多夏、葉隠康比呂。
さぁ「超高校級のモテ男」の称号を手にするのは一体誰でしょうか?
さらに今回は「超社会人級のモテ男」として、彼らが順当に社会人になったらランキングはどう変わるかというランキングもご紹介!
「超高校級のモテ男」ランキング
第7位 山田一二三

第7位は超高校級の同人作家こと山田一二三で御座います。
今回、彼は7位になってしまいましたが、別段彼はそこまでモテない男というわけでは御座いません。性格的にも穏やかで献身的な彼はその才能もあって、非常に好感を持たれる男性であると言えるでしょう。
しかし、彼がこの順位になってしまった理由は大きく3つ御座います。
1つ目は「ニーズ」
高校時代の恋愛というのはどうしても派手で見栄えの良い男性がモテる傾向に御座います。すると見栄え的に、立ち位置的にも目立たない彼はどうしてもニーズが低いと言わざるを得ません。
2つ目は「超社会人級のモテ男」ランキングで詳しくご説明させて頂きます。
そして最後の1つは……他のキャラクターがモテすぎてしまうから、というとんでもなく理不尽なもので御座います。
第6位 石丸清多夏

第6位は超高校級の学級委員こと石丸清多夏。
彼もまた山田と同じように「他のキャラがモテすぎる」という被害を被った1人で御座いますが、彼の場合、それに加えてもう1つ大きな問題が御座います。
それは「真面目すぎる」ということ。
良くも悪くも高校時代の恋愛というのは「刺激的」であることが求められます。そう考えると喫茶店でのデートすら「不純異性交遊だ!」と言い出すタイプである石丸はあまりモテないと言わざるを得ません。
第5位 葉隠康比呂

第5位は超高校級の占い師こと葉隠康比呂がランクイン。
彼の場合、石丸や山田とは逆で「刺激的」であるということがランキングを上げるきっかけになりました。
誠実さや真面目さでは石丸はもちろん山田の足元にも及ばない彼ですが、そのせいもあり彼との恋愛は良くも悪くも誰も目から見ても刺激的でしょう。
本人は否定しているものの、どう考えても「オカルト」な彼はそういった層からの一定のニーズが御座います。また倫理観が極小ということもあり、石丸のような無粋なことを言わないであろうというのもポイント。高校生の恋愛であれば、ちょっとくらい適当でいい加減な男の方がモテるもので御座います。
第4位 苗木誠

さて第4位は超高校級の幸運こと主人公の苗木誠で御座います。
作中では腐川冬子を除くほぼ全ての女性から好意を寄せられるシーンのある彼で御座いますが、それはやはり主人公補正、と言ったところでしょう。
もちろん彼がモテないというわけではないのですが、それでも上位の3人と比較をするとモテないのでこの順位になってしまいます。その差はやはり「刺激」。「超高校級の」である以上、彼もそれなりに刺激的な人間であるのは間違い無いのですが、上位3人と比較するとかすんでしまうと言わざるを得ません。
また彼は「極限状態になればなるほど輝く」という謎のスキルもあるため、普通に高校生活をしている分には彼のそんな魅力が伝わらない、というのネック。
とは言え、その人間性、まっすぐなところなどは間違いなくプラスポイント、彼女に困るということはまず無いでしょう。
第3位 大和田紋土

トップ3の一角、第3位は超高校級の暴走族こと大和田紋土。
確かに怒りっぽくて怖い彼ですが、その本質は優しく男らしい人物。
と言うのは建前で、この世界というのは「ヤンキー=高校時代はモテる」という公式があるのです。皆様はヤンキーに対して「怖い、危ない、関わりたく無い」という印象をお持ちのことと思いますが、それでもなおモテるのがヤンキー。今回のテーマで言えば「刺激にあふれ、男らしい」彼らは少なくとも高校時代であれば間違いなくモテるのです。
しかも彼の場合はそんなヤンキー界の王である超高校級の暴走族。
普通に高校に通っているような真面目な女子高生からは嫌われるかもしれませんが、モテないということは決してない、というよりかなりモテる人物であることは間違いございません。
第2位 十神白夜

いよいよ第2位ですが、超高校級の御曹司こと十神白夜がランクイン。
確かにとんでもなく傲慢な彼ですが、超エリートの御曹司、しかもボンクラな御曹司ではなく実力を持った御曹司である彼ならば、そんな傲慢さも含めてモテることでしょう。
女性全員が、とは言いませんが「強い男性に従いたい」という気質を持っている女性は少なくありません。そんな女性にとって完璧超人ドSな彼は人気が出ることでしょう。
ただし彼の場合「恋人を作れる」というより「ファンが多い」というニュアンスの方が近いかも知れません。
彼ほどの傲慢さも、彼の実力を考えれば許されることでしょう。なんだかんだ言って冷徹さに欠けるところがあるのもまた、彼のファンを増やしていきます。
第1位 桑田怜恩

さて、第1位で御座いますが、作中でもあまりパッとせず、人気投票でも十神や苗木に完全に負けている彼。超高級の野球選手・桑田怜恩で御座います。
ゲームやアニメで彼の行動を見ている方からすると「なんでだ!!」という声が上がりそうなものですが、それはゲームの話。あくまでも「もし現実にいたら」と考えると、彼を置いて他に1位を任せられる人物はおりません。私が最初に順位を決めたのも桑田で御座いました。
というのも、彼は高校生でモテるために必要な、オシャレ(そのために部の規則を破るほど)・スポーツが出来る(全国トップレベル)・目立つ・女好き・刺激的・テレビでも有名という要素を満たした怪物で御座います。
そして性格面でも、苗木や霧切や大神という「極限状態でも冷静で、いつも人のことを信じ思いやることが出来、最後まで諦めない性格」という化物と比較さえしなければ十分にまとも。
ゲームではコロシアイ生活という極限状態になってしまったので、彼の汚いところが出てしまったところも御座いますが、そもそも考えてみればあれほどの極限状態で平静を保ってられる苗木や霧切の方が異常で、彼の性格が悪いとはとても思えません。また普段の彼の性格は明るく、全くもって問題ないのです。
唯一のネックポイントとして「努力を嫌う」というところが御座いますが、それも高校生であれば「天才肌」で許されるどころか、プラスポイントになるでしょう。
「超社会人級のモテ男」ランキング
「超高級のモテ男」ランキングはいかがだったでしょうか。
さて、続いて「超社会人級のモテ男」ということで、彼らが特に何事もなく順当に社会人になったらという仮定でランキングを紹介させて頂きます。
ちなみに「順当に社会人(25歳くらい)になったら」という仮定において経済力という面の補足として
「超金持ち」
十神
「金持ち」
桑田
「平均以上」
山田・石丸
「平均的」
苗木・大和田
「未知数」
葉隠
と仮定させて頂きます。
第7位 葉隠康比呂
高校時代は石丸や山田のおかげで最下位を間逃れた彼も社会人になると、この7人の中では最下位になってしまいます。
社会人になり、女性の価値観が「安定感」や「まともさ」「見た目より中身」にシフトしてくるとどうしても彼の順位は下になってしまいます。
第5位 石丸清多夏
5位にランクインした石丸ですが、彼の社会人になってからのモテ方は「堅い」という表現が適切でしょう。
結婚をして家庭を築くと考えると彼は様々な意味で「堅い」のです。生活が経済的、倫理的に破綻することはまずないというのが彼の魅力で、エリートサラリーマンのような魅力が御座います。
ですが逆に言えばそれは「悪いところがない」という魅力でしかなく、人をひきつける魅力かと言えばやや疑問が残るところ。また家庭が堅苦しくて息苦しそうというのも女性から敬遠される原因になるかもしれません。
とは言え、モテないということは全くなく、普通の人と比べれば十分にモテることでしょう。他が化物なだけで御座います。
同5位 大和田紋土
石丸と同じく第5位にランクインしたのは大和田紋土。やはりヤンキーがおしなべて早婚なことからも分かる通り、高校時代がモテの全盛期であることは間違いありません。
ただ、彼の場合、社会人になって仕事についてもそのカリスマ性は発揮できることでしょうから、十分にモテると想像されます。作中では将来の夢が「大工」と言っておりますが、職人気質で親分肌の彼であれば間違いなくモテることでしょう。
やはり石丸と同じく、この順位になってしまった最大の原因は「他が化物」。
そして大和田と石丸のどちらを上にするかで悩みましたが、一緒のほうがこの2人らしい、と思い同じ順位とさせて頂きました。

第4位 山田一二三
高校時代は最下位に甘んじた彼ですが、社会人になるとランクアップ。高校時代の順位解説で明言しなかった「彼が高校時代にモテなかった理由」を中心にお話させて頂きます。
彼が高校時代にモテなかった理由。それは「彼のことを好きになるような女性は、高校時代にはまだ恋愛に目覚めていなかったから」というもので御座います。
超高校級の同人作家である彼のことを考えると、やはり彼のことを好きになる女性はアニメ漫画系の趣味を持つ女性が多いと想定されます。
高校時代の恋愛というのはやはりまず派手なギャル系の女性が彼氏を作り、続いて運動部や音楽系などの花形の部活の女性が彼氏を作ります。やはり男性と同じく、文化部の女性もそういう女性と比較すると「恋愛市場」にまだ登場していないと言わざるを得ません。
しかし、そういった女性が社会人になり「恋愛市場」に参加してくると、同じ趣味を持ち、なおかつその界隈での有名人である山田の株が高騰します。これこそが彼が高校時代のモテず、社会人になり一気に順位を上げた最大の原因であると言えるでしょう。
まぁ、見た目に関しては現実ならもう少しまともな体型をしているはずですし……。
第3位 苗木誠
「取り立てて特徴のない、ごく平凡な高校生」を自称する彼で御座いますが、そんな彼に「それは違うよ!」と言いたくて仕方がありません。
閉鎖空間で殺人を強要されても平静を保てる狂気の精神力、どんな相手とも打ち解ける化物じみたコミュニケーション力、どちらをとっても間違いなく「超高校級」の彼であればモテ続けることでしょう。
また作中でも「苗木くんと一緒にいると安心する」というような評価をしている女性は多く、平穏な家庭を望む女性からの人気も高いはず。上位の2人がやはり化物なのでこの順位ですが極めてモテるのは間違いございません。
第2位 十神白夜
こう言っては夢も希望もなく黒幕が喜びそうな「絶望的」な話になってしまいますが「自らの手で莫大な資産を築いた男」がモテないことは決して御座いません。
親の遺産で莫大な資産を引き継いだだけの男でも十分にモテてしまうというのに、自力で莫大な資産を築いた男がどうなのか、というのは考えるまでもないのです。
多少、性格に難があるのは間違いありませんが、絶対に許されないほどの悪でもないので十分にモテることでしょう。
第1位 桑田怜恩
彼が順当にプロ野球選手になり、順当に活躍したら、モテない理由が御座いません。
それ以上でも以下でもないのが残念ですが、彼の順位が落ちるとしたら、身体的な能力で魅力を作ることも、金を稼ぐことも出来なくなる「超40代級のモテ男」ランキングを待たねばならないです。
超高校級の才能を持たない我々が考えるべきこと
端的に言って、圧倒的な才能というのは余程のことがない限り、人を引きつけモテへと繋がります。
ですが幸か不幸か圧倒的な才能を持たずに生まれてきてしまった我々にとって今回考えるべきことは「葉隠」と「山田」の順位の変動で御座います。
特に「山田」からは学ぶことが多いでしょう。モテる魅力があったとしても、自分のことを好きになるタイプの女性が「恋愛市場にまだ参加していない」という可能性は十分に御座います。今、モテない方も歳をとり市場が変わればモテることもある、ということを参考にしていただければ幸いです。
逆に市場が変わったばかりにモテなくなるということもございますので、今モテている方は、市場の変化に対応する柔軟さをどうかお忘れなきよう願います。
(上野)