「先日伺ったところによると520作目まで完成されたということなので、7年余りで500点以上。ということは、年間70点くらいですね。草間さんは基本的にはウィークデーにスタジオに通って制作すると伺っているので、そうするとだいたい2~3日に1点のペースでこの絵画を描いていらっしゃるということになります」(南副館長)
今回は520点の中の約4分の1、130品が出展されています。これだけの規模、これだけの数の「わが永遠の魂」が並ぶというのはこれまでで初めてのこと。さらに今回出品されている130点はすべて、日本で公開されたことのない作品です。
「草間さんには70年にわたる前衛芸術家としての活動があるわけですが、その中で様々なスタイルやモチーフが出てきました。有名なものでネット・ペインティングがありますし、水玉のパターンは非常に有名です。そういった様々なモチーフやスタイルが『わが永遠の魂』シリーズからは随所に認めることができると思います。そういう意味では、草間さんの今までの活動の集大成、代表作と言っていいシリーズになるかと思います」(南副館長)


「このシリーズ、今回はなるべくたくさん見ていただきたいというのもありますし、作品の特徴を見ていただきたいというのもあるので、新美術館の大きな展示室の広い壁面に全く間隔を置かずにピッタリくっつけて展示しております」(南副館長)
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