
今年から始まったプレミアムフライデー。その恩恵を受けているのが大企業ばかりであったり、「そもそもプレミアムフライデーなんて定着していない」という意見もあったりするが、最近のビジネスマンの間で「プレミアムフライデーをどう有効活用するか?」と考えている人が少なくないらしい。早速そういう人たちにアドバイスを送りたいと思うのだが、結論から言えばそもそもプレミアムフライデーを有効活用しようとするな! これが僕からのアドバイスだ。
月に1度の数時間より、毎日の30分
はっきり言おう、プレミアムフライデーをどうにかしたところで、君の人生はほぼ変わらない。なぜなら、月末の金曜日のわずか数時間だけだからだ。そんな限られた時間をどうにか有効活用しようと悩むよりも、プレミアムフライデー以外の日常を有効活用したほうがよっぽど効果が高い。というか、人間は日々の習慣でしか形成されない。
もし君がプレミアムフライデーを効率的に過ごしたいとか、有意義に過ごしたいと思っているなら、 その考えを一度捨て「プレミアムフライデーは“その他の日々を有意義に過ごすための下準備”にあてよう」と思ってみてほしい。例えば、プレミアムフライデーの時間を使って資格や語学の勉強をしたいと思っているなら、その時間を使って勉強するのではなく、その他の時間でスムーズに心地よく勉強ができるよう環境づくりや下準備をする時間にあてるのだ。
僕はこの下準備が何事においても超大切だと思っている。というのも、下準備がきちんとできていれば、その計画を実行できる確率がグンと上がるからだ。逆に下準備がしっかりしていないと、さまざまな理由で計画を実行することが難しくなってくる。
例えば、筋トレであればプロテインの準備を忘れたら、空いた時間にジムに行こうとしても「あ、今日プロテイン持ってないからやめとこう」となる。

下準備が整った仕事=完了したも同然
プレミアムフライデーの話に戻せば、この時間を使って溜まっている仕事を片付けておくのも有意義な時間の使い方だ。やらないといけない作業が溜まっていて、久しぶりに会った友人との飲み会を泣く泣く断ったり、趣味の時間が取れずストレス過多に陥ったり……。こんな経験をしたことがある人は割と多くいるはずだ。急に入ってしまった作業や予測不可能な状況なら仕方ないが、「前からやっておけばなんとかなったのに……」という状況であれば、あまりにもったいない。ということで、プレミアムフライデーを有意義に使いたいなら、日常をより快適に過ごすための下準備の時間として活用しよう。
別に世間が遊んでいるときに自分も遊ぶ必要はない。世間が遊んでいる時に働き、世間が仕事でいっぱいいっぱいになってる時に余裕を持って働いたり遊べばいい。周りがプレミアムフライデーで飲み歩いているのなら、「お、ここで差をつけられる!」というマインドを持てばいい。それを続けていれば、君はいつの間にか次のステージに辿りつく。
と、ここまで言っても、めんどくさい作業や辛いことを先延ばしにしてしまう人はいると思う。自分でも重々承知していると思うが、めんどくさいことや辛いことは絶対に片付けておくべきだ。時間に余裕がある状況なら、アウトプットのクオリティも上がるしミスも減るが、時間ギリギリだとそうではなくなる。まあ、この僕も「わかっていてもできない」という人の気持ちもわからなくはない。そこでとっておきのアドバイスを送りたい。
成功の楽しさをすぐに知りたければ筋トレ一択

一度、筋トレをしてみてくれ。冗談みたいな話だが、大真面目だ。多くの人が成功したいと思っているが、その成功には辛いことも避けては通れない。だが、辛いことの先に待つ成功は辛さを上回るほど嬉しいもんだ。登山のようなもので、辛い道を経た先に絶景であったり達成感だったり、そういった類いの得も言われぬ楽しさが待っている。それは、辛かった気持ちを一瞬で忘れてしまうレベルだ。この感覚は身をもって一度体験してみないとわからない。
ジャンルは何でもいい。
時間の感覚を研ぎ澄ませ!それが成功の近道となる
と、若干話が逸れた気もするが、せっかくの機会だ。プレミアムフライデーをきっかけにして、自分の時間の使い方について今一度考えてみてほしい。プレミアムフライデーをいかに効率的に過ごすかより、普段の時間の使い方のほうがよっぽど大事だ。
残酷なことに、世の中は平等ではない。生まれつき大金持ちもいればイケメンもいる。だが、時間は唯一みんなが平等に持っているカードだ。そして、時間の管理術は誰でも極められる。今この瞬間から極めてみてくれ。せっかく与えられたカードだ。有効に使おうではないか。プレミアムフライデーをきっかけに、時間管理について是非考え直してみてくれ。1日単位ではわずかかもしれないが、月末の数時間よりもはるかに毎日の積み重ね=習慣が大切である。
(Testosterone)