先日、Twitter上でこんな食品サンプルの画像を見かけて驚いた。
ラーメンどんぶりに山のように盛られたキャベツともやし、そしてその上にドッサリかけられた“アブラ”。
東京都港区三田に本店を構える「ラーメン二郎」の系列店や、そこから派生した“二郎系”や“二郎インスパイア”と呼ばれる亜流店のラーメンが好きな方なら、一目で「あれ系か」とわかるルックスである。
これ系のラーメンに目が無い私にとってはたまらない食品サンプルだ。これを机の上に置いていつでもチラチラ見ながら仕事したりできると思うと欲しくて仕方なくなってきて、購入することにした。もちろん一点ずつ手作りされるものなので、価格は“時価”で、必ずしも決まったものではないが、私が購入したものは1万円はしないぐらいの価格であった。毎日ドカ盛りラーメンを眺めて暮らせると思えば安いものである。
数日後、いよいよ食品サンプルが我が家に到着した。
畳の上に置いてみる。
裏側はこんな感じだ。
上から見るとこんな感じ。なんとも食欲がそそられる。
スープのこぼれによる汚れもこのようにリアルに表現されている。
いくら美味しそうでもあくまで食品サンプルなのでベランダに置くこともできる。
室外機と二郎系ラーメンがこんなに似合うなんて知らなかった。
ドカ盛りラーメンを横に置きながら何食わぬ顔で仕事したりもできる。
と、こんな風にひとしきり楽しんだ後、こんな素晴らしい食品サンプルを制作したメーカーに色々と話を聞きたくなってきた。
この食品サンプルを制作したのは東京都豊島区西巣鴨に拠点を置く「ながお食研」という会社だ。
――購入させていただいたラーメンのサンプル、部屋に置いて堪能させていただいております。あのようなものを作られるということは、長尾さんは二郎系のラーメンがお好きなんですか?
「いえ、残念ながら私自身は食べたこともありませんし、そもそもそういったものがあることも知らなかったんです(笑)。ただ、こういうラーメンのサンプルが欲しいというリクエストはいただいていて、『二郎系のラーメン店で働いている方にプレゼントしてあげたいのでぜひ作って欲しい』などの声もあって、いつか作りたいとは思っていました」
――それにしてはなかなか雰囲気が出ていて、いつ見ても食欲が刺激されます。
「息子にラーメンの要素としてどのような部分が重要なのかを聞きながら作っていきました。作り出してからはそれほど苦労はなかったのですが、やはり普通では考えられないボリュームなので制作までにはかなりためらいがありました(笑)」
――完成後、Twitter上にアップされていましたが反響はあったのでしょうか。
「少し注文をいただき発送いたしました。『アスパラのベーコン巻き印鑑カバー』はかなり反響があったのですが、そのような反響はありませんでしたね(笑)。12月に弊社が出展する催事があるのでそこで現物を販売する予定です。
――アスパラのベーコン巻き型の印鑑ケース以外に、「ながお食研」様の作ったサンプルでここ最近好評だったものというとどんなものがありますか?
「今年の5月から作っている名前入りのオムレツのキーホルダーはおかげ様でかなりヒットしました。ひらがなとカタカナでお好きな名前を入れられるんです」
――公式Twitterにはさらにバージョンアップした二郎系ラーメンサンプルの画像がアップされていました。より“ブタ”の塊感が増したように思うのですが?
「そうなんです。お客様の依頼にあわせてカスタマイズしたもので、チャーシューの厚さが増しました。もちろんその分、価格もアップしてしまったのですが……」
――さらに麺がよりゴワゴワッと太くなったらかなり完璧に近い感じかと思います!
「麺まで太くしますと1本づつの製作になりますのでかなり難しいんです……。価格を度外視していただければできますが」
――かなりの価格になってしまいそうなのであきらめます(笑)。
「正直、食べようとは思っていません(笑)。塩ラーメンのようなあっさりしたものが好みなんです(笑)。すみません!」
――いえいえ! 人を選ぶラーメンかもしれないのでそれがいいかもしれません! 今後とも面白い食品サンプルを期待しています!
常に遊び心を持ってインパクトのある食品サンプルを制作し続ける「ながお食研」。今後もきっと見たこともないようなものを作ってくれるはずだ!
(スズキナオ)
取材協力:
有限会社 ながお食研
![リアル過ぎる二郎系ラーメンの食品サンプル 要望次第でチャーシューの厚みの変更も](http://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexnews%252Ffeed%252FExcite%252Fbit%252F2017%252FE1513218017937_c3a1_2.jpg,quality=70,type=jpg)
ラーメンどんぶりに山のように盛られたキャベツともやし、そしてその上にドッサリかけられた“アブラ”。
野菜の多さゆえにあふれ出し、どんぶりをつたってこぼれ落ちるスープの汚れ……。
東京都港区三田に本店を構える「ラーメン二郎」の系列店や、そこから派生した“二郎系”や“二郎インスパイア”と呼ばれる亜流店のラーメンが好きな方なら、一目で「あれ系か」とわかるルックスである。
実際に食品サンプルを注文してみた
これ系のラーメンに目が無い私にとってはたまらない食品サンプルだ。これを机の上に置いていつでもチラチラ見ながら仕事したりできると思うと欲しくて仕方なくなってきて、購入することにした。もちろん一点ずつ手作りされるものなので、価格は“時価”で、必ずしも決まったものではないが、私が購入したものは1万円はしないぐらいの価格であった。毎日ドカ盛りラーメンを眺めて暮らせると思えば安いものである。
数日後、いよいよ食品サンプルが我が家に到着した。
ダンボールをあけるとアブラがどっさり乗ったラーメンが顔を覗かせる。シュールだ。
![リアル過ぎる二郎系ラーメンの食品サンプル 要望次第でチャーシューの厚みの変更も](http://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexnews%252Ffeed%252FExcite%252Fbit%252F2017%252FE1513218017937_8a67_3.jpg,quality=70,type=jpg)
畳の上に置いてみる。
![リアル過ぎる二郎系ラーメンの食品サンプル 要望次第でチャーシューの厚みの変更も](http://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexnews%252Ffeed%252FExcite%252Fbit%252F2017%252FE1513218017937_3dd5_4.jpg,quality=70,type=jpg)
裏側はこんな感じだ。
![リアル過ぎる二郎系ラーメンの食品サンプル 要望次第でチャーシューの厚みの変更も](http://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexnews%252Ffeed%252FExcite%252Fbit%252F2017%252FE1513218017937_20b4_5.jpg,quality=70,type=jpg)
上から見るとこんな感じ。なんとも食欲がそそられる。
![リアル過ぎる二郎系ラーメンの食品サンプル 要望次第でチャーシューの厚みの変更も](http://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexnews%252Ffeed%252FExcite%252Fbit%252F2017%252FE1513218017937_3657_1.jpg,quality=70,type=jpg)
スープのこぼれによる汚れもこのようにリアルに表現されている。
![リアル過ぎる二郎系ラーメンの食品サンプル 要望次第でチャーシューの厚みの変更も](http://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexnews%252Ffeed%252FExcite%252Fbit%252F2017%252FE1513218017937_5aa1_6.jpg,quality=70,type=jpg)
いくら美味しそうでもあくまで食品サンプルなのでベランダに置くこともできる。
![リアル過ぎる二郎系ラーメンの食品サンプル 要望次第でチャーシューの厚みの変更も](http://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexnews%252Ffeed%252FExcite%252Fbit%252F2017%252FE1513218017937_f21f_7.jpg,quality=70,type=jpg)
室外機と二郎系ラーメンがこんなに似合うなんて知らなかった。
![リアル過ぎる二郎系ラーメンの食品サンプル 要望次第でチャーシューの厚みの変更も](http://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexnews%252Ffeed%252FExcite%252Fbit%252F2017%252FE1513218017937_8c5d_8.jpg,quality=70,type=jpg)
ドカ盛りラーメンを横に置きながら何食わぬ顔で仕事したりもできる。
![リアル過ぎる二郎系ラーメンの食品サンプル 要望次第でチャーシューの厚みの変更も](http://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexnews%252Ffeed%252FExcite%252Fbit%252F2017%252FE1513218017937_da75_9.jpg,quality=70,type=jpg)
実は二郎系ラーメンを食べた経験がないのに作っていた
と、こんな風にひとしきり楽しんだ後、こんな素晴らしい食品サンプルを制作したメーカーに色々と話を聞きたくなってきた。
この食品サンプルを制作したのは東京都豊島区西巣鴨に拠点を置く「ながお食研」という会社だ。
以前コネタで紹介させていただいたこともある。“アスパラのベーコン巻き型の印鑑ケース”や、“焼き鮭型のしおり”を作るような遊び心のある会社である。代表の長尾さんにお話を伺った。
――購入させていただいたラーメンのサンプル、部屋に置いて堪能させていただいております。あのようなものを作られるということは、長尾さんは二郎系のラーメンがお好きなんですか?
「いえ、残念ながら私自身は食べたこともありませんし、そもそもそういったものがあることも知らなかったんです(笑)。ただ、こういうラーメンのサンプルが欲しいというリクエストはいただいていて、『二郎系のラーメン店で働いている方にプレゼントしてあげたいのでぜひ作って欲しい』などの声もあって、いつか作りたいとは思っていました」
――それにしてはなかなか雰囲気が出ていて、いつ見ても食欲が刺激されます。
どのようにして制作していったんでしょうか。
「息子にラーメンの要素としてどのような部分が重要なのかを聞きながら作っていきました。作り出してからはそれほど苦労はなかったのですが、やはり普通では考えられないボリュームなので制作までにはかなりためらいがありました(笑)」
――完成後、Twitter上にアップされていましたが反響はあったのでしょうか。
「少し注文をいただき発送いたしました。『アスパラのベーコン巻き印鑑カバー』はかなり反響があったのですが、そのような反響はありませんでしたね(笑)。12月に弊社が出展する催事があるのでそこで現物を販売する予定です。
売れるといいのですが……」
――アスパラのベーコン巻き型の印鑑ケース以外に、「ながお食研」様の作ったサンプルでここ最近好評だったものというとどんなものがありますか?
「今年の5月から作っている名前入りのオムレツのキーホルダーはおかげ様でかなりヒットしました。ひらがなとカタカナでお好きな名前を入れられるんです」
![リアル過ぎる二郎系ラーメンの食品サンプル 要望次第でチャーシューの厚みの変更も](http://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexnews%252Ffeed%252FExcite%252Fbit%252F2017%252FE1513218017937_6f90_10.jpg,quality=70,type=jpg)
――公式Twitterにはさらにバージョンアップした二郎系ラーメンサンプルの画像がアップされていました。より“ブタ”の塊感が増したように思うのですが?
「そうなんです。お客様の依頼にあわせてカスタマイズしたもので、チャーシューの厚さが増しました。もちろんその分、価格もアップしてしまったのですが……」
――さらに麺がよりゴワゴワッと太くなったらかなり完璧に近い感じかと思います!
「麺まで太くしますと1本づつの製作になりますのでかなり難しいんです……。価格を度外視していただければできますが」
――かなりの価格になってしまいそうなのであきらめます(笑)。
ちなみに、長尾さんご自身は二郎系のラーメンを食べてみたいですか?
「正直、食べようとは思っていません(笑)。塩ラーメンのようなあっさりしたものが好みなんです(笑)。すみません!」
――いえいえ! 人を選ぶラーメンかもしれないのでそれがいいかもしれません! 今後とも面白い食品サンプルを期待しています!
常に遊び心を持ってインパクトのある食品サンプルを制作し続ける「ながお食研」。今後もきっと見たこともないようなものを作ってくれるはずだ!
(スズキナオ)
![リアル過ぎる二郎系ラーメンの食品サンプル 要望次第でチャーシューの厚みの変更も](http://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexnews%252Ffeed%252FExcite%252Fbit%252F2017%252FE1513218017937_f47b_11.jpg,quality=70,type=jpg)
取材協力:
有限会社 ながお食研