リアル野球BANの歴代名試合を振り返る 松坂、松井、ボンズも参戦
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正月三が日の恒例番組『とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』(テレビ朝日系)。その目玉企画といえば「リアル野球BAN」です。
昔は石橋貴明 VS. ○○というように、サシでの対決だったところから、2005年ごろより「チーム石橋」もとい「石橋JAPAN」とのチーム対抗戦へと変更。今回は2017年日本一に輝いたソフトバンクから内川聖一・松田宣浩・柳田悠岐・中村晃・今宮健太が参戦。福岡のヤフオクドームを野球盤に模して対戦するようです。
さて、思い返してみると同企画では、これまでプロ野球選手はもちろん、現役メジャーリーガー、球界のレジェンド至るまで数多くのゲストが登場し、石橋との死闘を繰り広げてきました。今回はそんな「リアル野球BAN」における名場面を振り返っていきたいと思います。


2000年 第1回目の対戦相手は、松坂大輔


今やすっかり実戦登板から遠ざかっている松坂ですが、当時は誰もが認める球界の星でした。この若きスターとの対決から始まったリアル野球盤は、ご存じの通り、『スポーツ王は俺だ!!』の看板企画へと成長。松坂も、2006年に井口資仁と組んだ「ドリームチーム」、2008年に「チーム松坂」、2009年に「MLBオールスターズ」、2010年に「WBC日本チーム」として都合5回登場し、企画を盛り上げました。


2003年 バリー・ボンズにボロ負け……


リアル野球盤史上、最強の対戦相手がこの人。当時38歳。直近のシーズンで.370 110打点 46本塁打を記録したそのパワーと選球眼はリアル野球盤でも健在で、どんな球を放ってもストライクゾーンに入ればホームランかライナー性の当たりにされるという、ほとんどお手上げの状態。途中からタカさんの泣きが入り、ボンズだけ1アウト制にしたものの、それでも結果、「3-15」で完敗。規格外過ぎて、もはや番組として成立していませんでした。


2007年 中居正広が助っ人で参戦


石橋と『うたばん』(TBS系)で長年共演していた縁により、中居正広が「チーム石橋」のメンバーとして参戦。対戦相手の新庄に「芸能界って意外と厳しいってこと、教えてあげるからね!」と野次ったかと思えば、打席に立てばしっかりヒットを放つという、バラエティタレントとしても競技者としても申し分ない、八面六臂の大活躍を披露。
翌2008年を最後に出演歴はありませんが、また登場してもらいたいものです。


2009年 MLBオールスターズ


この年におけるチーム石橋の対戦チームは、当時メジャーリーガーだった松坂大輔・岩村明憲・井口資仁・福留孝介からなるMLBオールスターズ。オールスター……というほどの成績を残せたのかどうかはさておき、注目は、この時点で4回目の出演となった松坂の準レギュラー感。タカさんとの煽り合いも板に付き、トークで間を持たすのもお手の物、その上、ナチュラルにチームを仕切るガキ大将的素養があることも含め、リアル野球盤にもっとも適した人材の一人だったのは間違いありません。


2013年(夏) 今では実現不可能な「番長JAPAN」


清原和博・元木大介・広澤克実・立浪和義……。ユニフォーム姿じゃなかったらチンピラの集まりにしか見えない4人が大集結。帝京の後輩・藤増くんという設定のフランク・トーマスを助っ人に迎えた石橋JAPANと延長戦にもつれ込む死闘を演じ、結果は、石橋の帝京高校時代の後輩・吉岡雄二が放ったタイムリー3ベースによりサヨナラ負け。試合終了後に清原が放った「本当にいい練習試合で」という捨て台詞がいい味出してました。


2016年(夏) 松井秀喜とポサダのヤンキースコンビ


今やすっかり野球界の重鎮となった「松井秀喜氏」の無邪気な姿が見られるのは、リアル野球盤だけ!…そんなプレミア感もあって、2015年(夏)から3年連続で出演し続けている松井。この年は、ニューヨーク・ヤンキース時代のチームメートだった名捕手ホルヘ・ポサダと「チームヤンキース」を結成するという超豪華仕様。そこに何故か「ジーターの代役」というテイで、広澤克実も加わっていました。

とまぁ、いろいろ書きましたが、芸能人・現役・OBなど関係なく、野球好きないい歳した大人たちがキャッキャしている姿を見られることこそ、「リアル野球BAN」最大の醍醐味。2018年1月2日の放送回では、はたして、どんな名珍場面が誕生するのか……今回も期待したいところです。
(こじへい)
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