「キャベツが1玉580円」野菜の価格高騰を嘆くツイート続々
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昨年あたりから問題視されていた野菜の価格高騰が、2018年に入ってますます深刻になったと話題になっている。秋に上陸した台風21号による被害や、気温低下の影響がいまだに尾を引いているようだ

野菜の価格高騰が天井知らず!?


1月9日に掲載された「NHK NEWS WEB」の記事によると、5日時点での東京都中央卸売市場の卸売り価格は、ダイコンが1kgあたり224円で平年の2.5倍。その他の野菜もホウレンソウ(1,209円)、ブロッコリー(753円)、キャベツ(245円)、ハクサイ(129円)と、軒並み平年の2倍近くに値上がりしている。

SNS上では、野菜の驚きの店頭価格を写真付きで報告する人が続出。「キャベツが1玉580円で売られていた…」「1/4カットの白菜が300円なのはさすがに笑えない」「ネギが450円とか高級スーパーかよ」「葉物野菜がどれも高すぎて葉物野菜恐怖症になりそう」「もはや“鍋”って高級料理じゃね?」との声が上がっている。




また「キャベツの値上がりが話題になってるけど、そもそも店頭に並んでなくない?」「会計後のあまりの高さにレジのお姉さんと顔を見合わせて笑ってしまった」「近所のスーパーの白菜売り場のポップに『高いです!』って書いてあった… これはかなり深刻そうだな」との報告も。野菜を売っているお店側も、価格高騰の打撃を受けているようだ。

食材の価格高騰が飲食業界に大打撃!


食材費高騰のあおりを受けているのはスーパーマーケットだけではなく、飲食業界にも影響を及ぼしている模様。1月2日に掲載された「日テレNEWS24」の記事では「鳥貴族」「すき家」「天丼てんや」などの値上げを取り上げ、その原因の1つを「原料価格の値上がり」と報じていた。

また酒税法の改正により酒の安売り規制が厳しくなった影響で、サントリーホールディングスなどの大手メーカー各社は、2018年より業務用ビールの値上げを発表。そして日清フーズなどの大手製粉会社は1月4日に家庭用小麦粉の値上げに踏み切った。そのためSNSなどでは「身近な食材が軒並み値上がりしていく…」と嘆く人もおり、一般家庭や飲食店にとってはまだまだ厳しい時期が続きそうだ。