review

「アンナチュラル」は日本のドラマの水準を確実に一段階上げた

「私、ずっと悲しむ代わりに怒ってた気がする。負けたくなかった。不条理な死に負けるってことは、私を道連れに死のうとした母に負けることだから。でも、毎日どこかで人が死んで、その分、誰かが悲しんで。人が人を殺して、憎んで、また悲しみが増える。法医学者のできることなんて、ほんの少し。負けそう……」

残された人々の「感情」に飲み込まれていくミコトの「倫理」。彼女の葛藤と無力感が涙になって零れ落ちる。だが、ここで「倫理」を守ったのは所長の神倉だった。補助金目当てに中堂の鑑定書を持っていったのか……と思いきや、彼が烏田に持参したのはミコトの鑑定書だった!

「UDIラボは中立公正な機関です。補助金はいただいても、お上におもねり、解剖結果を捻じ曲げるようなことはいたしません」
「高瀬を殺人で裁けなくてもいいんですか!」
「それはそちらの仕事でしょ! うちはうちの仕事をきっちりやってるんです! 責任転嫁しないでいただきたい!」
「(ポカーン)」
「失礼!」

神倉さん、カッコいい! しょんぼりしながらミコトに「職員一人に背負わせて知らぬ存ぜぬはできません」と言うあたりも素晴らしい。ここでも現実とリンクしている。

ウォーキングできないデッド


糀谷夕希子の父、和有(国広富之)がUDIラボにやってくる。彼はかつて夕希子の死を中堂の仕業だと思い込み、夕希子の命日に「罪を認めて償え」という手紙を送りつけていた。第4話で中堂がミコトに見せた手紙だ。宍戸がUDIラボに同様の張り紙をしたのは、和有と接触していたからだった。真実を知った和有は中堂に謝罪したいという。
編集部おすすめ

あわせて読みたい

レビューの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

もっと読む

レビューニュースランキング

レビューランキングをもっと見る

アンナチュラル

アンナチュラル

石原さとみ主演の『アンナチュラル』はTBS系で放送されている金曜ドラマ。死因究明専門のスペシャリストが集まる「不自然死究明研究所(UDIラボ)」が舞台で、数々の不可解な事件を解明していく。

お買いものリンク