第三話「常勝の天才」が、今日(2018/04/19)TOKYO MXで23:00から放送。
新装版(何度目!?)も刊行開始した。田中芳樹著、菊池洋子イラストの『銀河英雄伝説 1 黎明篇』(マッグガーデンノベルズ版)。
新アニメ版、第一話+第二話で、アスターテの会戦を描いた。
ちょうど原作の1話を30分1話で描くスペースだ。
原作では、キルヒアイス(CV:梅原裕一郎)、ラインハルト(CV:宮野真守)の銀河帝国側と
ヤン・ウェンリー(CV:鈴村健一)の自由惑星同盟側を、交互に記している。
が、アニメでは、
第一話で銀河帝国側を中心に描き、第二話で自由惑星同盟側を描いた。
過去回想もカットした。
視点や時制の変化を極力抑えて、リアルタイムで艦隊戦を体験しているような臨場感を生み出した。
そのなかで、「常勝の天才」ラインハルト・フォン・ローエングラムと、「不敗の魔術師」ヤン・ウェンリーの対比を中心とした原作の持つ人物配置を、鮮やかに浮かび上がらせた。
ラオ少佐が「わたしは悪運が強いんです」とヤンに語っていて、生き残っていて再登場し「言ったでしょ。わたしは悪運が強いんです」なんていうセリフも追加されていて、脇のキャラも豊かに表現する工夫が凝らされている。
原作では、アスターテ会戦シーンで直接的には登場しないジャン・ロベール・ラップ(CV:小野友樹)が、ヤンと通信するシーンも追加されていた。
いい。
第一話と第二話を観て確信した。
オススメ。

今日TOKYO MXで23:00から放送の第三話のタイトルは「常勝の天才」。
原作第三話は「イゼルローン攻略」なのだが、このタイトルということは省略されたラインハルトの過去回想を中心に描くのだろうか。
そうなると、帝国幼年学校時代のキルヒアイスとラインハルト、そしてラインハルトの美しいお姉さんアンネローゼの登場である。
最後に、ジャンとヤンの会話を。
ジャン「それが軍人の態度か?」
ヤン「だから軍人には馴染めないんだ」
次回も楽しみだ。(テキスト/米光一成)
Huluにて配信中