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今夜最終回「シグナル」イヤな事件とイヤな犯人とイヤな黒幕に振り回された視聴者はスッキリできるのか

坂口健太郎が初主演を務めるドラマ、フジテレビ系「シグナル 長期未解決事件捜査班」(関西テレビ制作、毎週火曜21時〜)の第9話。眼の前で娘が焼死、10人からの集団暴行事件、気が滅入る展開の連続だった「シグナル」だが、今話は、珍しくほっこりシーンが目立った。
今夜最終回「シグナル」イヤな事件とイヤな犯人とイヤな黒幕に振り回された視聴者はスッキリできるのか
イラスト/Morimori no moRi

そういえば、大山はずっとおせっかいだった


三枝が事実を知ったのは、2018年だ。大山の父親に遺体発見を報告した際、大山の部屋である居酒屋の名刺を発見した。

1999年、兄・亮太(神尾楓珠)を亡くし、世間の眼から避けるために、三枝少年は親戚の家に預けられていた。しかし、その家でも豊かな暮らしは出来ず、「夕食はなにか買いなさい」という手紙に貼り付けられた500円玉をぼーっと見つめる健人少年。1000円ではなく、500円なのが、絶妙に悲しい。

食べるものに困った三枝少年は、ある居酒屋に入り、オムライスを注文する。子どもが1人で来ていることを女将(濱田マリ)は不審がるが、三枝少年を不憫に思った大山(北村一輝)がそこに助け舟を出した。三枝少年にはバレないよう女将に手間賃を渡し、オムライスを作るよう頼んだ。これ以降、三枝少年はたびたびこの店に訪れてはオムライスを食べ、大山はこれを見守った。

思えば、連続殺人事件(3〜5話)の被害者・北野みどり(佐久間由衣)も、後に誘拐事件を起こしてしまう工藤(平田満)もそうだった。大山は、事件によって生まれた不幸な人間を、いつも支えてきた。ギャーギャー叫んで事件に立ち向かう熱血刑事のもう一つの顔は、こういう無骨なおせっかい者なのだ。...続きを読む

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シグナル 長期未解決事件捜査班

シグナル 長期未解決事件捜査班

16年に韓国で放送された同名ドラマの日本リメイク版。坂口健太郎が演じる現代を生きる刑事が、過去を生きる刑事と、謎の無線機で交信し、未解決事件を解決する物語。

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