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もうフィルムが何かもわからない世代もいるけど、昔のカメラの楽しさ語らせてよ『駄カメラ大百科』

「駄カメラ」という言葉がある。駄目なカメラ? 無駄なカメラ? 駄馬に似たカメラ? 無駄飯喰らいのカメラ? 地団駄を踏むほどうまく撮れないカメラ? どんなカメラだよ!

いま、カメラはすっかりデジタルになった。フィルムを入れる代わりに、メモリカードを挿入する。ていうか、若い人は「フィルム」って言っても意味がわかんないかもしれない。

それはともかく、デジタル化されたことでカメラはずいぶんと身近なものになった。趣味で写真撮影に取り組む人もいるけれど、そうではなく、カメラを趣味にしていない人でも、手にしたスマホの中には初めからカメラが搭載されている。誰もがカメラを持ち歩く時代になったのだ。

だから、いまさらフィルムカメラを欲しがる人なんていない。かつて隆盛を誇ったコンパクトカメラなんて、もはや風前の灯火だ。実際、ネットオークションでそれらのカメラを検索してみると、どれもこれも駄菓子のような値段で叩き売りされている。

ところが! そこに目を付けた人たちがいる。駄菓子のような値段のカメラで、いまあらためて写真を撮ったら楽しいのではないか? そんな気持ちの仲間が集まってできたのが「駄カメラ写真協会」だ。会長は、お笑いコンビ「アリtoキリギリス」でデビュー後、現在は俳優などで活躍する石井正則氏。

その石井氏がこのほど出版したのが『駄カメラ大百科』である。

当時愛用のカメラで過去が一瞬にして蘇る


タイトルに「大百科」とあることからもわかるように、本書の判型はケイブンシャの大百科と同じようなブ厚い文庫サイズ。全320ページというボリュームの中に、駄カメラ──約30年ほど前に発売されていたコンパクトカメラが25台も紹介されている。これらはすべて石井氏が集めたもの。
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