寿退社した夜、一方的に婚約破棄されたさやか(波瑠)。
会社の復職を認めるかわりに宇佐美編集長(伊勢谷友介)が出した条件は「婚活コラムを書いて半年以内に結婚しろ」というもの(ちなみにこのパワハラ、本気にしていたのはさやかだけだったということが9話で判明)。半年以内に結婚なんてできるわけがないと思っていたが、理想的な彼・柏木祐一(吉沢亮)から突然のプロポーズ!
第9話ざっくりあらすじ
柏木祐一(吉沢亮)からプロポーズされたさやか(波瑠)は「世界でいちばん幸せなのはきっと私だ」と幸せいっぱい。
ところが舞い上がり過ぎて大切なことを聞き逃していた。
・インドに行くと宣言
・バンガロール(穏やかで過ごしやすい気候の大都市)じゃなくて、チェンナイ(さやかが旅行した時の印象は「暑くて観光をやめた」)
・転勤(2〜3年)じゃなくて、会社をやめて開業
・父の反対を押し切って永住
落ち着くにつれ、どんどん不安が膨らんでいく。
住んだことのない外国で暮らしていけるのか。事業に失敗したらどうするのか。
インド行きの不安以外にもさやかの中で「何か」が引っかかっていた。

さやか母(財前直見)「お母さんの時代は結婚したら相手の家に嫁ぐんが当たり前やったけど今はいろんな選択があるやろ?結婚せんかったら幸せになれんげな昔の考えや。東京で立派に仕事して、職場の人たちもみーんな良い人たちやったし。宇佐美さん、おもしろか人やったしねぇ」(母は仕事を推奨しているわけではなく、さやかが幸せならばどんな生き方でもいいという考え。後日「あんたが祐一さんについて行きたいと思うんやったらついて行きんしゃい!」とエールを送っている)
栗原美里(奈緒)「私も結婚するなら好きな人がいいですけど、そもそも不安定な生活をする人を好きにならないかな。だって経済力だってその人が頑張って積み上げたものだからそれを分けて考えるのっておかしいじゃないですか。
母の言う通り、「結婚せんかったら幸せになれん」というのは「昔の考え」だ。
でも結婚したいほど好きな相手がいるのに「生活が不安定になりそうだから」という理由で結婚しないのはどうなんだろう。祐一が誠実で、仕事も真面目に取り組む人だということはさやかも見ているはず。もっと信用してあげてもいいんじゃないのかな。
そう思いながら見ていたら、多香子がさやかに突っ込んでくれた。
多香子(高橋メアリージュン)「彼のこと好きなんでしょ?だったらインドでもどこでも行って彼のこと支えてあげれば良いじゃん。さやかは日本だったら良かったって言うけどインドに行けないなら日本にいてもダメだと思う。彼だってかわいそうだよ。彼は決心してさやかにプロポーズしたんだよ。それなのにさやかはその思いに誠実に答えてない!」

ある日、さやかはに酔っ払ってしまった宇佐美編集長(伊勢谷友介)を家まで送り届ける。
宇佐美の家はイメージと違って質素な造りだった。
宇佐美がこれまで仕事のために相当の努力を重ねてきたことがわかる。
「もっと編集長と仕事がしたい。」
さやかの口から、心にひっかかっていた言葉が零れた。
さやかに人生の選択が迫る。今夜最終回。
(イラストと文・まつもとりえこ)
【配信サイト】
・日テレオンデマンド
・TVer
・Hulu
「サバイバル・ウェディング」(日本テレビ系列)(日本テレビ系列)
出演:波瑠 吉沢亮 高橋メアリージュン ブルゾンちえみ 前野朋哉 風間俊介 須藤理彩 生瀬勝久 財前直見 荒川良々 伊勢谷友介 ほか
原作:『 SURVIVAL WEDDING(サバイバル・ウェディング) 』(文響社) 大橋弘祐
脚本:衛藤凛
音楽:木村 秀彬 『 ドラマ「サバイバル・ウェディング」 オリジナル・サウンドトラック 』
主題歌:C&K 「ドラマ」
チーフプロデューサー:池田健司
プロデューサー:鈴間広枝 大倉寛子
演出:佐藤東弥 小室直子 水野格
制作協力:AXON
制作・著作:日本テレビ