サッカー界1HIPHOPを愛するJリーガーとして、マンスリーゲスト審査員である。
即興のラップバトル番組『フリースタイルダンジョン』の5th season Rec 5-1(→公式、→テレビ朝日、→Abema)。
高校生ラップ選手権出身の人気若手ラッパーが登場するバトル・オブ・スーパールーキー戦である。
最初のチャレンジャーは、HARDY(→twitter)。
第14回高校生RAP選手権CHAMPIONの17歳だ。
モンスターは裂固(→twitter)。第9回高校生ラップ選手権のCHAMPIONである。
ROUND1。
裂固の「クソガキ似合わねぇダンジョンのステージ」に対して
HARDY「ダンジョンに合うかどうかじゃねぇ ここに合うように俺は仕掛けてねぇ」と返し、
「どのステージでもかませる様にならなきゃね」
と自分のスタンスを明確に打ち出して、場を上げてROUND1を取る。
が、じりじりと調子をあげる裂固。
「涙ぐましい×ガキ丸出し」「真似真似×建前じゃねぇ×Make money money」等のライミングを繰り広げていく。
続く2、3ROUNDを取って、裂固、逆転勝利。
ふたりめのチャレンジャーは第3回高校生RAP選手権準優勝のHIBIKI(→twitter)。
フリースタイルダンジョン5th seasonRec1に登場(5th season Rec1-1ハゲの定義が分かってない・5th season Rec1-2呂布カルマと猫手裏剣)、再びのチャレンジである。
「岡山ひどいです。いまから支援 まっとけ真備よ!」というHIBIKIのツイート共に、
西日本豪雨の際には、後輩とかがいる真備に支援に向かったことがVTRで紹介された。
Zeebraさんとも西日本豪雨の話をして、バトルへ。
モンスターは、輪入道(→twitter)。
HIBIKI「震災とか後攻とかどうでもいい魂のぶつかりあい」とカマす。
輪入道「HIBIKIの言葉 半端ねぇな がんばってんな よく知ってんだよ」
輪入道、声の調子が悪くてガラガラ声。
だが、ていねいにはっきりと伝わるようにコントロール。
「でも髪型の話よりも言う事あるんじゃない?」
とディスも豪速球。
ラスト「でも俺らは馬鹿野郎同士 今日は食い殺すヤマタノオロチ」
とバッチリ韻も踏んで飛翔させる想像力。
ちなみにヤマタノオロチは水の幻獣で「川の氾濫」を象徴し、
ヤマタノオロチ退治は「水害をおさめること」を象徴しているという説がある。(テキスト/米光一成 イラスト/まつもとりえこ)
