
米軍空挺部隊、ノルマンディーで恐怖の人体実験を目撃!
タイトルにもなっている「オーヴァーロード」作戦は、第二次大戦中に行われた、いわゆるノルマンディー上陸作戦からパリ解放までに至る一連の作戦を指す。このタイトル通り、本作のモチーフとなっているのはノルマンディー上陸作戦に先立って行われた空挺作戦である。この戦いでは海岸に上陸する主力部隊を支援するため、上陸予定時間である1944年6月6日午前6時30分の6時間ほど前にパラシュート部隊がノルマンディー一帯に降下した。
主人公ボイス二等兵も、そんなパラシュート部隊である101空挺師団に所属する兵士の一人である。ボイスの部隊はシエルブランという村に降下し、通信を妨害するために村の教会に建てられた電波塔を破壊することだった。しかし彼の乗った輸送機はドイツ軍の猛攻を受け、空挺隊員たちはバラバラに降下することになってしまう。
トラブルに見舞われ死にかけながらも、命からがら降下したボイス。彼は上官であるフォード伍長と狙撃兵のティベット、カメラを手放さないチェイスらといった仲間の兵士たちとともに、シエルブランを目指す。道中でシエルブランに住む女性クロエと合流した空挺隊員たちは彼女の家に隠れ、そこで村に駐留しているドイツ軍が奇妙な実験をしていること、そしてそのために村人を拉致していることを知る。