
テオくんと☆イニ☆(じん)による人気YouTuberユニット、スカイピース。元々各々のフィールドにて独自に動画配信活動していた彼らが一緒に活動し始めて既に3年が経つ。YouTubeの中でもトップクラスのコンテンツホルダーでもある彼ら。毎夜投稿されるその動画はどれも高い再生数を誇る。
YouTubeのチャンネル登録者数は約250万人(※2019年6月上旬現在)を超え、投稿動画も1000本に及ぶ2人。2017年からは音楽活動も始動させ、ここまでフルアルバムとミニアルバムを1枚ずつリリース、全国ライブツアーも成功させてきた。聴く者を明るく元気にするその音楽性はまさに彼らの動画同様。2人のキャラが活き、込められたメッセージも共感を呼び、ティーンを中心に人気も高い。
そんな彼らが2ndアルバム『BE BOY』をリリースする。快進撃を続ける2人に、同作への想いはもちろん、クリエイターとしての活動、そしてスカイピースの未来について聞いた。
「一緒に組めば1年で100万人はいける」そんな謎の確信があった(テオくん)

――自己紹介もありきたりなので、まずはお互いの他己紹介からお願いします。
☆イニ☆:テオくんの血液型はAB型。僕と同じ歳です。出身は千葉県で、とても友だち想いでもあります。クラスに例えるとまとめ役のリーダー的な存在かな。あと、よく寝ます。気づいたら寝過ぎていたり……(笑)。
テオくん:それって俺がたまに寝坊して遅刻してることを揶揄してる(笑)? 対して、じん君はズボンのチャックがよく空いてます。わざと空けていると察しつつ、天然さもあるのでツッコむことを躊躇することも多くて(笑)。反面、かなりストイックで自分に厳しいタイプですね。YouTuberの活動も、かなり自分のプライベートな時間を削って活動してくれてます。
――☆イニ☆さんは割と完璧主義だったり?
☆イニ☆:いや、すごく抜けている箇所も多いので、そこで一生懸命帳尻を合わせてる感じです(笑)。
――元々お2人は各々別に活動していたわけですが、どうして一緒にやろうと?
☆イニ☆:ツイッター上でよくやり取りをしていたんです。会ったことはなかったんですが、お互いの動画を通して存在は気になっていて。そんな中、友人を介して会う機会があったんです。そこで意気投合して。「なんか一緒にやってみよう!」となったんです。
テオくん:自分もそれまで色々な人と会ってきましたが、☆イニ☆くんほど波長が合う人は出会ったことがなくて。「よし、一緒にやるならこの人だ!」と閃きましたね。
――そこから順風満帆にスタートしたと?
☆イニ☆:ところがそうでもなくて……。実は自分は一緒に始めようとなった時に、既に就職することが決まっていたんです。当時はまだYouTuberという存在が出始めだった頃で。周りの認知もですが、YouTubeで食べていける自信も全くなくて。だけど「(テオくんから)どうしても!」と誘われて。思い切って就職せずに、YouTuberとして活動を始めたんです。どうせやるなら半端なことはせず、全力でやって行こうと。
――かなり勇気が要った決断と察します。
☆イニ☆:それこそイチかバチかだったので、当初はかなり不安でした。逆にテオくんが自信満々だったので、それに引っ張られた感はあります。
――当時、テオくんにはどのような自信が?
テオくん:「☆イニ☆くんと組めば1年で100万人のチャンネル登録者数はいける」、そんな確信があったんです。声をかけた時点では自分もまだ大工の仕事をしていて。一方的に「一緒にやる!」と自分の中で決めた段階で、見切り発車で先に大工を辞めたんです。で、「俺はもう腹をくくって仕事を辞めたんで、早く一緒にやろうぜ」って。
タイプが違う2人。まるで凸と凹だなと感じることが多々ある(☆イ二☆)

――2人で始めた活動は一人時代とはどのような箇所が違いましたか?
テオくん:まずはモチベーションが全然違いました。もちろん2人でやる方が楽しいですし。
――スタート時はそれこそワンルームで何もない部屋から始められてましたよね? それが今や……。
☆イニ☆:段階を追う毎に段々と質もグレードアップしていきました。あのワンルームから今や3階建ての一戸建てですから。
――2人でやるメリットとして、一緒に協力しあって出来る面もそうですが、片や、「あいつには負けないぞ」「負けたくない!」みたいな競い合いも生まれ、それが相乗効果になってきた印象もあります。
☆イニ☆:それは多々あります。今は一人だけじゃ決してできませんから。昔は一人でもやっていたんです。だけど、それがかなりつまらないもので。笑いのポイント等も分からなかったし……。でも、一緒にやることでアイデアも膨らんでいくんですよね。お互いが企画を持ってきて内容を詰めていくんですが、そこでもかなり辛辣でシビアな客観性の意見が出るし。
――いわゆるリスナー目線の客観性も生まれるでしょうから。
☆イニ☆:ですね。サプライズ的な楽しさはもちろん、始めたものでも進めていくうちにどんどん転がって。当初の予想とは全く違ったものになったり。
テオくん:基本、好みが近いこともあり、意見や方向性の食い違いはありませんね。やる前は色々と練りますが、撮影したり、その後は逆にほとんど言い合いもありませんから。
☆イニ☆:タイプが違う2人ですが、まるで凸と凹だと自分は思っていて。それらが上手く合致して、このスカイピースは成り立っているというか。性格も正反対ですからね。僕は一人が好きなのに対して、テオくんは大勢が好きだったり。テオくんはチームをまとめていくタイプだけど、自分はそれに着いていく方で。
逆に抑えなくてもいいんじゃないか? 考えが変わってきた(テオくん)

――結成から3年が経ちますが、当初の構想通りですか?
テオくん:今のところは。当初の目標は1年間で(YouTubeのチャンネル登録者数)100万人だったんですが、以後は数もですが、やったことのない新しいことへの挑戦へと目標も変わってきました。ほんとこれまで色々なことに挑戦してきましたから。
――そんな人気コンテンツの中でも“1万円企画”がありますが、これはかなり身体を張っている感があります。
☆イニ☆:かなり張ってます(笑)。おかげさまで自分はかなり太りました。
テオくん:自分はそれこそ尿酸値がヤバいレベルまで行きました(笑)。努力して若干下がりはしましたが、まだまだ高くて。
☆イニ☆:視聴者に楽しんでもらっているし、やはり人気コンテンツなんで、今後も身体を張ってでも続けなくちゃなと。でも、テオくんは小食だから大食いは毎度キツそうで。
テオくん:キツいです。なので、動画以外のところでは訓練のようにたくさん食べる練習をしています。対して健康管理や尿酸値も気にしなくちゃいけないという(笑)。でも、自分たちのスタンスとして「観る者の感情を動かしたい」が一番にあって。喜怒哀楽の何かを引き出せたら嬉しいです。
――でも、ここまで人気が出てくると、逆にどこかコンプライアンスも気にして、これまでよりもブレーキがかかるところも出てくるんじゃないですか?
テオくん:正直、当初は何でもありでやってきたものが、2年目3年目になり、観てくれる方も増えてやっぱり自制は出てきてはいます。自分たちでもやや抑えてき出したなって最近は自覚することも多くて。でも、最近は逆に抑えなくてもいいんじゃないか? と考えが変わってきたんです。
――それは?
テオくん:別に犯罪をしているわけではないですからね。もしそこで炎上したとしても、それは自分たちのやりたいことで炎上しているんだから、それならそれでいいんじゃないかなって。最近はまた尖り始めてきました。
――逆に(笑)?
☆イニ☆:一周回って、さらに尖ってきたという。
テオくん:やっぱりみんなに合わせるよりかは、やりたいことをやるのが一番ですから。
☆イニ☆:何がスカイピースだ、と(笑)。もう“平和”なんて言わせないぞ、くらいのトゲトゲで今後も行きますから!
「自分たちの歌で笑顔や幸せになってくれる」これってめちゃくちゃすごいこと(☆イ二☆)

――2017年の夏からは並行して音楽活動も行ってきましたが、こちらへの意識はいかがですか?
テオくん:音楽活動は全然目標じゃなかったんで、声をかけてもらった際は意外でした。それまでは、それこそお互い趣味レベルでの活動でしたから。
☆イニ☆:逆に僕は音楽をやっていたんで、テオくんを無理やり誘った感じです。音楽も最初は合間のコンテンツだったんですが、いつの間にか人気コンテンツにまで成長してくれて。「もっと聴きたい!」との声も多くいただくようになったし。それに応えていくうちに今に至ってます。で、ライブに関しても、当初は「オフ会」と称したレベルでしたが、規模も大きくなって、全国ツアーにもなっていき。そこからですね、みんなの前で歌うことで音楽の力すごさに目覚めたのは。来てくれる方が自分たちの歌で笑顔や幸せになってくれる。これってめちゃくちゃすごいことだなと。
テオくん:僕も音楽をやって本当に良かったと今となっては思います。活動のモチベーションになってるし。実感するんですよね、“ああ、本当に自分たちを好きな人たちがいるんだ…”って。やはり配信も再生数というバロメーターはありますが、そこまでリアルなリアアクションではないですから。ライブだと相乗効果も生まれるし。そこから逆に、「聴き手の感情を動かしたい」って欲も出てきたり。これからも泣いて笑って元気になって。そんな音楽活動をしていきたいです。

――そんな中、待望の2ndアルバム『BE BOY』が届けられました。ご自身たち的に聴き返していかがですか?
☆イニ☆:これまでの作品もでしたが、これまで以上に様々なタイプの楽曲を入れることが出来ました。特に今回のアルバムのラストに収めた「リメンバー」って曲に関しては、デビュー曲として出した「スタートダッシュ」の頃に思い描いていた光景に達成できた際の心境を歌に出来た自負があって。特に思い入れ深いです。
テオくん:今回はこれまで以上に自分たちの経験上の歌詞が増えました。なかでも「無計画の旅」は、最初の去年の春に行った全国ツアーを経て、そこで色々な場所で見た景色や想い出、経験を詰め込んでいて。各地で実際にリスナーさん(ファン)に会ってきたなかで書いた曲でもあったし。
――それも含め全体的に、これまでの「いくぞ!」感に加え、のんびりさやマイペース感が漂う、気持ちを軽くしてくれたり、気が楽になる。そんな楽曲が増した印象があります。
☆イニ☆:確かに増えたかも。お互いが、「こんな曲を入れたいよね」とリクエストし、トラックを作ってもらったんですが。逆にこれまでに無かった要素も多分に入れ、驚かせたり、新しい面を見せたりしたかった部分もありましたから。「Sexy Dance FLOOR」(M-8)なんてこれまでになかったEDMに挑戦していたり。
テオくん:毎作、「これまでになかったタイプの曲に挑戦したい」。そんな気概で臨んでます。今回もそれが実現できたかなって。これまで以上に多彩な生楽器も入っているし。ホーンやストリングス等も贅沢に入れさせてもらってます。
――クリエイターとアーティスト活動含め、今後のスカイピースのビジョンを教えて下さい。
テオくん:いい意味で先のことはあまり考えてないです(笑)。当面の目標としては、今年中にYouTubeのチャンネル登録者数を300万人にしたいです。あと、みなさんに歌ってもらいたいとの気持ちも強くあるので、カラオケのランキング1位も獲りたいな。
それから個人的には横浜アリーナのステージに立ちたいですね。RADWIMPSさんとかのライブを横アリで見たとき、音響もいいし、素晴らしい演出をされていて。観終わる度に、“ああ、すごかった! 俺たちもいつかこの会場でやりたい!”と、そんな気持ちがほかの会場よりも強く湧くんです。もう、そこでの演出とかも想い描いているし、いいステージが出来る予感しかありませんから(笑)。

取材・文/池田スカオ和宏 撮影/稲澤朝博
編集/日野綾(エキサイトニュース編集部)
スカイピースのポスターを抽選で3名様にプレゼント!
2ndアルバム『BE BOY』の発売を記念して、スカイピースのポスターを抽選で3名様にプレゼントいたします。
応募方法は下記の通り。
(1)エキサイトニュース(@ExciteJapan)の公式ツイッターをフォロー
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応募受付期間:2019年6月24日(月)10:30~7月8日(月)12:00まで
2ndアルバム『BE BOY』の発売を記念して、ポスターを抽選で3名様にプレゼント!#スカイピース @skypeace_teojin @teokun711 @JINJIN1027
— エキサイトニュース (@ExciteJapan) 2019年6月24日
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(エキサイトニュース編集部)
リリース情報
2ndアルバム『BE BOY』
2019年6月26日(水)リリース
ライブ情報
スカイピース2019夏ツアー
Enjoy Summer Fest Buddy~まつり~
7月12日(金) 埼玉県 三郷市文化会館
7月15日(月) 福岡県 福岡市民会館
7月21日(日) 北海道 わくわくホリデーホール(札幌市民ホール)
7月28日(日) 愛知県 愛知県芸術劇場大ホール
8月11日(日) 宮城県 仙台サンプラザホール
8月16日(金) 大阪府 大阪グランキューブ(大阪国際会議場)
8月17日(土) 大阪府 大阪グランキューブ(大阪国際会議場)
8月23日(金) 神奈川県 神奈川県民ホール 大ホール
8月24日(土) 神奈川県 神奈川県民ホール 大ホール
オフィシャル
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC8_wmm5DX9mb4jrLiw8ZYzw
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