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考察「なつぞら」感動の電話シーンはどこまで現実を再現していたのか。昭和電話事情を振り返ったら凄かった

考察「なつぞら」感動の電話シーンはどこまで現実を再現していたのか。昭和電話事情を振り返ったら凄かった
「なつぞら」と同じく1950年代を舞台にしたとされる「となりのトトロ」では、ヒロインである姉妹のうち姉のサツキが、母の入院する病院から連絡を請う電報を受け取ると、急いで近所の家で電話を借りて、交換手に父の勤める東京の大学へつないでもらうシーンがあった
NHKの連続テレビ小説「なつぞら」では、第13週の終わりに、ヒロイン・奥原なつ(広瀬すず)の育った北海道・十勝の柴田家に電話が取りつけられ、東京に住むなつと家族が連絡をとりやすくなった。先週放送の第14週では、さっそくこの電話が活躍した。十勝の家に、なつの実妹・千遥(清原果耶)が突然現れたと、なつの養母の柴田富士子(松嶋菜々子)が彼女の勤務先の東洋動画まで電話をかけて伝えてくれたのだ(7月1日放送の第79話)。千遥は、戦争で実の両親を失ったあと、なつと兄の咲太郎(岡田将生)とも終戦直後に生き別れ、10年以上行方不明になっていた。富士子から知らせを受け、なつは会社を早退して下宿先に戻ると、咲太郎とともにあらためて十勝に電話をかける(同2日放送の第80話)。

千遥は、姉たちには自分がここへ来たことは黙っていてほしいと伝えていた。しかし富士子たち家族はなつが千遥をずっと探していたのを知っているだけに、伝えないわけにはいかなかった。なつからの電話を取った富士子の父・泰樹(草刈正雄)は、千遥を電話口に出す。しかし千遥は、なつに替わって電話に出た咲太郎がいまからそっちに行くと伝えた途端、電話を切ってしまう。千遥は、いままで兄と姉の記憶はほとんどなかったのが、二人の声を聞いてすぐ自分のきょうだいだとわかった瞬間、何を話せばいいのかわからなくなってしまったという。そして今度は千遥のほうから電話をかけた。受話器を取ったなつが、咲太郎とすぐにそっちに行くから待っていてほしいと言うと、千遥も「私も……会いたいです」と応える。それまで十数年も離れ離れに暮らしていたきょうだいが電話を通じて心を通わせた瞬間だった。

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「考察「なつぞら」感動の電話シーンはどこまで現実を再現していたのか。昭和電話事情を振り返ったら凄かった」の みんなの反応 2
  • 匿名さん 通報

    確か「ひよっこ」では電話を繋いでもらうのに数十分も待たされるという描写がありましたね。お父さんの元気そうな声を聞いてみね子が安堵の涙を流す気持ちにすんなりと寄り添うことができました。

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  • 続き 通報

    「まんぷく」のあれは、放送当時もあれはおかしいと批判する人がたくさんいました。先日の「なつぞら」でのシーンは、いちいち待たされる描写をすると間延びする展開だったからあれでよかったかなと思います。

    1
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