東京会場と京都の展示は同じなんだろうか。気になる、よし行こう。
エントランスの本誌の冊数が違う
エントランスにずらりと並ぶ『りぼん』本誌を眺め、「これ、持ってた!」と懐かしみつつ足を止める人は多い。この『りぼん』の冊数だが、東京会場では65冊、京都会場では49冊と、京都の方がちょっと少なかった。
内訳はというと、各年代少しずつ減らされたようだが、82〜85年の古めものの展示はまったくなくなっていた。
ちょっと偏りがあるので、このエントランスで「知ってる作品が少ないかも?」と思ってしまう人もいるかもしれない。しかし、中に入れば80年代前半の「有閑倶楽部」、「ときめきトゥナイト」や、90年代後半の「こどものおもちゃ」、「赤ずきんチャチャ」もたっぷり観られるので安心してほしい。
カラー原画、総入れ替え
35点展示されているカラー原画は、会場が変わると総入れ替えされる。
東京、京都会場とも、特に「有閑倶楽部」と「ママレード・ボーイ」のカラー原画は、コミックや文庫版の表紙になったものがなく、読者の目に触れる機会が少ないものが選ばれている。
「ときめきトゥナイト」は、京都会場では第1部の最終回、第2部の初回、第3部の最終回、それぞれの表紙が展示された。どれも記念回だ。
東京会場のときは、第1部の「真壁君が生まれ変わる」号、第2部の「妖精界をめざす」号、第3部の「愛良が魔女として覚醒する」号の表紙というように「新展開」というテーマで統一されていた。そんなテーマ性があると、「次はどう来るんだろう?」と期待値が上がる。
ネームの展示がちょっと違う
ふろくと懸賞の景品もたっぷり展示されているが、各会場ともラインナップは同じだ。
複数の紙をランダムに並べる展示スタイルなので、重なり方によって見え方が違う。東京会場と同じ展示内容なのだろうが、京都会場の方がしっかり内容を読み取れた。
はしごするにあたって、このちょっとした違いをじっくり楽しませてもらった。来年開催の長野、佐賀会場も楽しみにしたい。
(文と図/さくらいみか)
※文中の数字は、公式発表ではなく、記事作成にあたり、筆者・さくらいみか(エキレビ!)が調べたものです