「エール」6話 GReeeeNの主題歌の歌詞が全てを語っている。「愛する人よ 親愛なる友よ」と
イラスト/おうか

第2週「運命のかぐや姫」6回〈4月6日 (月) 放送 演出・吉田照幸 松園武大〉


「エール」6話 GReeeeNの主題歌の歌詞が全てを語っている。「愛する人よ 親愛なる友よ」と
写真提供/NHK

「おはよう日本関東版」の3人のアナウンサーの立ち位置がコロナウイルス感染対策でずいぶん離れてしまった。人間は距離によって話すことが変わるものだなと感じる。離れ過ぎるとかしこまっておしゃべり感覚になり辛い。それでも「“エール”を送ります」と微笑む高瀬アナ。

親愛なる友の誕生

「エール」の主題歌「星影のエール」は、「愛する人よ 親愛なる友よ」と呼びかけていて、第2週のはじまりはその「親愛なる友」の誕生が描かれた。

第1週は、裕一(石田星空)がガキ大将・鉄男(込江大牙)の意外な面を見てしまったところで「つづく」となった。そこから、第2週へ。

一見いい人に見える鉄男の父・善治(山本浩司)が「お前は魚屋だ、色気出すんでねえ」と残酷に打ち捨てた紙を裕一は拾う。
そこには詩が書いてあった。

後日、鉄男が「俺は筋を通す男だ」と迫り来る。ビビる裕一だったが、あの日、すったもんだあった末落としたハーモニカを拾って壊れたところを直した上で届けに来ただけだった。

「吹け」
なにかと大将口調な鉄男。でも悪いやつじゃない。お父さんと反対だ。お父さんは善人の「善」が名前についているにもかかわらず、あんまり善人じゃないように、鉄は「鉄」のように強そうだけど、繊細な詩人でもある。ちなみに母親は富紀子(延増静美)。貧しいのに「富」が付いている。なんて皮肉な村野家。

裕一と鉄男には友情の芽生えは簡単にはいかない。なぜならふたりの生まれた環境には大きな差があるから。
鉄男は貧しく、家族の面倒を見るために働かないと生きていけない。一方、裕一は三代・百年続いた呉服屋の坊っちゃん。埋まらない溝。

「明日食うものがない心配したことあるか」と鉄男は裕一に問う。
そう言われた裕一の恵まれた環境にも危機が近づいて来ていることに、裕一はまだ気づいていない。

父・三郎(唐沢寿明)は、頼みの綱の銀行に融資を断られ、まさ(菊池桃子)の実家に頼るしか道はないと途方に暮れる。
このときの、番頭(菅原大吉)のリアクションが笑える。深刻な事態でもこういう人がいると救われる。

コメディリリーフといえばもうひとり、久志(山口太幹)。「存在感はあるのに 気配を消すのが得意なんだ」と言うとおり、今回も、藤堂先生(森山直太朗)に裕一と鉄男のことを報告したあと、ふいに消えてしまっていた。忍者か。

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