【JO1メンバー分析・與那城奨】ボクシングで鍛え上げられた肉体美がまぶしいラテン系イケメン
(c)LAPONE ENTERTAINMENT

JO1の「お母さん」と例えられる包容力

3月4日にシングル『PROTOSTAR』でデビューして、「さあ、これから!」というときに、新型コロナウィルスの影響で活動が制限されてしまったJO1(ジェイオーワン)。しかし、動けない中でも、リモートという形で「ステイホーム中に生活が乱れないように」と朝から生配信する「アサカツ!」や、ファンダム名JAMにかけたジャム作りや、個人の特技を披露する「MISSION」など公式YouTubeチャンネルで日々ファンを楽しませてくれていた。

ファンの前でパフォーマンスができたのは、デビュー前に行った横浜・大阪でのファンミーティングのみ。
8月26日の発売に先立ち行われた2ndシングル『STARGAZER』のショーケースイベントも、オンライン開催となってしまったが、ファンに会えない中でもリーダーの與那城奨(よなしろ しょう)は、「今回画面を通じてファンの皆さんと会って、僕たちの2ndシングルのパフォーマンスをお見せできたことを非常に嬉しく思っています。新型コロナの影響で直接会えない機会が増えてますが、僕たちが何か伝えられるんじゃないか、という思いを11人それぞれが持ってますので、もしライブができるのであれば、その熱い気持ちを今まで以上にファンの皆さんに届けたいと思います。その時までぜひ待っていてください!」と、常にファンへの想いを大切に、ファンに寄り添う発言をしてくれた。

與那城奨は、6000人が応募したオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』で、デビューできる最後の11人目として名前を呼ばれ、JO1のメンバー入りを果たした沖縄県出身の24歳。最年長でリーダーを務めている。

『PRODUCE 101』初回のレベル分けテストで河野純喜らと「シックスパックス」という筋肉自慢チームで登場しただけあり、番組でのキャッチフレーズは、「麗しの筋肉兄さん」。
180センチの長身に、ボクシングで鍛え上げられた肉体美がまぶしいラテン系イケメンだ。11人で共同生活をしている宿舎の部屋に懸垂バーを導入し、日々、筋肉を鍛えているという。新シングル『STARGAZER』のアーティスト写真が公開されたときも、学生服の衣装だというのに、ひとりだけ上腕二頭筋を強調したノースリーブでファンを沸かせた。

沖縄県出身というアイデンティティを誇り、個人の挨拶の際は、「ハイサイ!」から入る。6月にタレントのりゅうちぇるが自身のInstagramに與那城と、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの与那嶺瑠唯と神谷健太と一緒に映った写真を公開し、「沖縄95年、小学校からの友達、仲間、それぞれの道でこれからも頑張ろうね」と記して話題にもなった。


JO1の精神的支柱

高校時代にバンドのボーカルをやっていたことをきっかけに歌手を志すようになり、大学進学のために上京し、SNSでギターでの弾き語りなどを公開していた。
中低音が心地よい“イケボ”が彼の持ち味。ダンスは未経験だったが、ボーカル志望として『PRODUCE 101 JAPAN』でもポジションバトル(ボーカル)の米津玄師「Lemon」で、個人順位1位を獲得するなど「歌」で奮闘した。

6月21日にオンライン開催された世界最大級のKカルチャーフェスティバル『KCON:TACT 2020 SUMMER』に、JO1は唯一の海外アーティストとして参加。與那城奨、河野純喜、金城碧海のボーカルメンバーは、與那城のアコースティックギターの伴奏で「Stand by me」を披露し、3人の美しいコーラスを全世界に向けて届けたが、こういうことができるのは、後の活動の大きなプラスになるはずだ。

シンガーソングライターを目指して個人で音楽活動をしてきた與那城は、新作『PROTOSTAR』に収録されている「My Friends」で作詞を手掛けた。メンバーが制作に直線関与するのは、初めてのこと。
「歌詞を書こうと思ったきっかけは、『PRODUCE 101 JAPAN』での思いや出会ってきた人たちのことについて何か形にして残したいなという気持ちがあったから。1stシングルを韓国で収録しているときに、“こういう歌詞を書いたので何か形にできませんか?”と相談して、なんと2ndシングルにこの曲が入ることになりました。非常に嬉しいかぎりです」とショーケースで語っていたが、音楽的素養があるメンバーがいるのは頼もしい。このステイホーム期間に、木全は與那城に影響されてギターを始めたというが、そんな良い影響も出始めている。

【JO1メンバー分析・與那城奨】ボクシングで鍛え上げられた肉体美がまぶしいラテン系イケメン
(c)LAPONE ENTERTAINMENT

そして與那城といえば、グループで「お母さん」と例えられる包容力がJO1にとって欠かせないものとなっている。宿舎での與那城の部屋はメンバーたちの憩いの場となっているようで、6歳もの年齢差がある最年少メンバーの豆原は、毎日寝る前に與那城の部屋に行くのがナイトルーティーンになっているのだとか。
川尻蓮がパフォーマンスの支柱なら、與那城奨は精神的支柱。ふたりの年上メンバーのバランスも絶妙だ。

故郷沖縄の海のように、広く美しい心と声をもつ與那城奨。JO1のリーダーという大きな責任を背負っているが、今のようにノビノビとした雰囲気を持ち続けられるグループを心がけて、「GO TO THE TOP」を目指してほしい。
(坂本ゆかり)

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Profile

JO1(ジェイオーワン)


I.O.I、Wanna One、IZ*ONE、X1らを輩出してきた韓国のサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101』の日本版『PRODUCE 101 JAPAN』から誕生した、豆原一成、川尻蓮、川西拓実、大平祥生、鶴房汐恩、白岩瑠姫、佐藤景瑚、木全翔也、河野純喜、金城碧海、與那城奨の11人からなるボーイズグループ。

2020年3月4日にリリースしたデビューシングル『PROTOSTAR』が発売初週に32.7万枚を売り上げ、「オリコン週間シングルランキング」(3/16付)で初登場1位を獲得。iTunes総合チャートでは香港や台湾など5カ国で1位を総なめにするなど、一躍スターダムにのし上がった。


8月26日には2ndシングル『STARGAZER』を発表する。

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