周防パトラ、VTuber20人出演のフェス『ななしふぇす どぅーいっと!』に自信「観ないと損します」
魔界から来た「悪魔の女王」ハニーストラップの周防パトラ。自身で作詞作曲編曲を行い「ハニスト」だけでなく多方面へ楽曲提供なども行っている。寝かすASMR配信も好評でDLsiteで販売した音声作品は歴代1位を獲得した

周防パトラらが出演する『ななしふぇす どぅーいっと!』開催直前!

個性的な4つのグループ「有閑喫茶あにまーれ」「ハニーストラップ(ハニスト)」「ブイアパ」「シュガーリリック(シュガリリ)」を運営する「774inc.(ななしいんく)」12月19日(土)にオンライン音楽フェス『ななしふぇす どぅーいっと!』を開催! このフェスに向けて作られた特設ステージを舞台に、13時〜21時までの8時間、全4部構成で、20名の出演者が「全員主役」のライブを繰り広げる。

【インタビュー後編】周防パトラら774inc.のメンバーが“全員主役”の大型フェス開催「ワクワクするようなステージを」

この大型フェスに注目したエキレビ!では、創生期から774inc.を牽引してきた二人のVTuberへのロングインタビューを実施。先週、前後編でインタビューを公開した「有閑喫茶あにまーれ」の因幡はねるに続いて登場するのは、「ハニーストラップ」周防パトラだ。


2018年7月、美しい悪魔の女王たちが営む夜の喫茶店「ハニーストラップ」のメンバーとして活動を開始。美少女ゲームなどへの強烈な愛を語るトークや、唯一無二の甘く可愛い声と音響方面の深い知識を生かしたASMR配信(心地よい音や声の配信)などで人気を集め、全員仲良しな「ハニーストラップ」でも活動初期からムードメーカー兼リーダー的なポジションを担ってきた。

また、初のソロ配信で、自らが作詞、作曲からのすべてを自分で行ったオリジナルソング「あいあむなんばーわんパトラちゃん様」を発表するなど、デビュー時から音楽方面での多才ぶりを披露。その後も、自身や「ハニスト」のオリジナルソングを作るだけではなく、多方面に楽曲提供を行うなどクリエイターとしても積極的に活動している。

そんなマルチな才能を持つ「悪魔の女王」にとっては、自身の才能や作品をおおいに披露できる大舞台でもある『ななしふぇす どぅーいっと!』。その本番を目前に控えた思いを、前後編のロングインタビューの中で語ってもらった。


自分の曲をかわいい声の女の子に歌ってもらうのは幸せ

──『ななしふぇす どぅーいっと!』の開催が決まった時の感想を教えてください。

パトラ これまで「ハニーストラップ」や個人でのソロライブをやったことあるんですが、最近は「ハニーストラップ」以外の774inc.のメンバーとも一緒に企画(配信)をやることが増えてきたので、「いつか774inc.のみんなで大きなライブとかできたらいいなあ」という気持ちはありました。

ただ、「実現するのは、もっと先なんだろうなあ」とも思っていたから、こんなに早く実現したことに少し驚きました。1年を締めくくる12月に、みんなで大きなことができるのはとっても嬉しいなって思います!

周防パトラ、VTuber20人出演のフェス『ななしふぇす どぅーいっと!』に自信「観ないと損します」
出演者20名、全員「主役」がコンセプトの「ななしふぇす どぅーいっと!」。パトラは、「ハニスト」が主役の第4部のほか、「あにまーれ」が主役の第1部にもシャッフルユニットのメンバーとして出演

──パトラさんといえば、マルチな才能や魅力の持ち主ですが、デビュー当時には、どのような活動を中心にやっていきたいと考えていたのでしょうか?

パトラ 「とりあえず目立って有名になりたいな」って考えてましたね(笑)。オリジナル曲を作って初配信で披露したりとか、「自分のできることで目立てることってなんだろう?」って。

でも、デビューしてすぐ「ハニーストラップ」のみんなと仲良くなって。早い段階から「一緒にがんばりたい!」ってコラボをしたり、お互いの配信に顔出したりするようになったので、早々に「ただ目立てばいい」とか「とりあえず有名になればいい」という考えはなくなって(笑)。
私としては「Youtubeで『ハニーストラップ』のみんなと楽しいことをやって、リスナーさんともずーっと一緒に、楽しく活動できたらいいな」みたいな感覚になっていきましたね。

──自分が目立つための武器にするつもりだった音楽的なスキルや才能も、みんなと一緒に楽しいことをするためのものになっていったのですね。

パトラ そうです、そうです! 自分一人の曲だけじゃなくて、メンバーの曲を作って一緒に歌えば、もっとファンの方が喜んでくれるんじゃないかなって思うようになっていきました。その時ぐらいから「早く『ハニーストラップ』でライブがしたい」という気持ちにもなりましたね。そのためにも、「ハニーストラップ」のオリジナル曲をたくさん作ってました。

それに「ハニーストラップ」の曲を作るようになってから、「自分の曲をかわいい声の女の子に歌ってもらうのは、すごく幸せだ」って気づいたんです。
自分の曲をメンバーが歌ってくれて、ファンの皆さんも喜んでくれるなんて幸せですよね(笑)。

──今年の8月には、1stアルバム『あいあむなんばーわん!』特別盤もリリースされました(通常盤は10月にリリース)。「ハニーストラップ」としての活動を優先していたとしても、やはり音楽制作者として自分のソロアルバムを出せることには、特別な気持ちもあったのでは?

パトラ そうですね! 活動を始めてからの2年間で作った曲を一枚のアルバムとして出せることは、すごいありがたいことだなと思いました。自分の活動の歴史とかがたくさん詰まったものが、CDという手に取ってもらえる形で店頭とかにも並んで。一つの夢が叶った感じはありました。

──夢ということは、いつかは出したいという思いはあったのですね。


パトラ はい。ただ、やっぱり「ハニーストラップ」というグループを優先して考えていたので、自分がソロでアルバムを出せるのはもっと先だと思っていました。でも、運営さんたちの後押しもあって、思ったより早く実現した感じですね。

周防パトラ、VTuber20人出演のフェス『ななしふぇす どぅーいっと!』に自信「観ないと損します」
「あいあむなんばーわんパトラちゃん様」「ぶいちゅっばのうた」など10曲のオリジナルソングを収録した1stアルバム「あいあむなんばーわん!」。特別盤には、収録曲のMVを収録したBlu-rayも同梱

──ご自身が作った曲の中で、特にお気に入りだったり、特に印象的な曲を教えてください。

パトラ (2018年の)ハロウィンの時、初めて「ハニーストラップ」のための曲を作ったんです。「Honey Halloween」という曲なのですが、収録した時のことを今でも覚えていて。
歌声を合わせたりするのも初めてだったので、けっこうドキドキな作業だったというか。お互い探り探りにやって、すごく手作り感もあったんですよね。今でもすごく思い出深い曲です。

二周年記念配信では「夢をかなえてもらった」

──定期的に行われているASMR配信も非常に人気を集めていますね。

パトラ 本当にたくさんの人が聴いてくれていて。すごく評価もしていただいていることに自分でもびっくりしています。私、けっこう音フェチなところがあって。
自分も好きでASMR動画とか音声をよく聴いていたから、機会があったら、マイクを買って自分でもやってみたいと思ってたんです。でも最初は何も知らなかったので、始めた当初は色々なことを手探りでやってましたね。

──その中で、評価も高まり、パトラさん自身もさらに技術や機材などにこだわっていった感じですか?

パトラ はい。それに続けていく中で「こういう配信がしたい」みたいな目標もどんどんできてきたし、「リスナーさんは、どういう気持ちで聴いてるのかな」とか、みんなのことをもっと考えるようになっていきました。

今は、リスナーさんを寝かせる系の音に特化した配信にしていますね。すごく訓練されたリスナーさんだと、私がどんなにうるさい配信をしていても、声を聴いただけで寝ちゃうらしいです(笑)。

──音楽、ASMR以外にも、ゲーム実況、雑談などさまざまな配信や活動をされていますが、デビューからの約2年半の活動の中で、特に印象深い出来事を教えてください。

パトラ (2020年7月の)「ハニーストラップ」の二周年記念配信(2周年記念ハニストパーティー!願いは叶えるものなのだ?!)で、パトラの曲をオーケストラの皆さんに演奏してもらったり、私がとても憧れている声優の大塚明夫さんにナレーションをしていただいたり、いろいろな夢がかなったんです。しかも、メンバーのみんなや、ずっと応援してくれているリスナーさんと一緒にそんな配信ができて、「やっとここまで来れたな」みたいな気持ちになったというか、「みんなと一緒に楽しいことがしたい」という思いがかないました。

周防パトラ、VTuber20人出演のフェス『ななしふぇす どぅーいっと!』に自信「観ないと損します」
2020年7月に配信された「2周年記念ハニストパーティー!願いは叶えるものなのだ?!」では、メンバーやファンの夢をかなえるだけでなく、新衣装姿や新曲も披露。幸せがぎゅっと詰まった約2時間だった

──みんなと一緒に楽しいことを積み重なっていったら、そんな大きな夢も実現したのですね。

パトラ みんなや運営さんの力もあって、「夢をかなえてもらった」って感じたんです。774inc.って、私たち「ハニスト」に対してだけでなく、メンバー全体に対してそうだと思うんですけれど、「こういうグッズが出したい」とか、「こういう配信がしたい」ってことはなるべくかなえようとしてくれるんです。二周年記念配信には、そういうことがすごくたくさん詰まってたなって思います。リスナーさんの夢をかなえる企画もあったんですよ。

──「『ハニーストラップ』のメンバーに接客してもらいたい」といった夢などをかなえていましたね。

パトラ パトラたちは悪魔なんですけれどね(笑)。リスナーさんのことが大好きなので、前からそういった配信をしたいと思っていたんです。それも実現できたし、二周年記念の配信はすごく思い出深いですね。

歌うたびに自分でも「すごい曲を作っちゃったな」って

──12月19日(笑)に開催される『ななしふぇす どぅーいっと!』も、774inc.だからこそ実現するイベントの一つだと思います。先月には、その前哨戦ともいえる企画『「ななしふぇす どぅーいっと!」開催記念 774inc.歌謡祭 -2020秋-』も開催されました。17名の774inc.メンバーが30分ずつの歌枠配信リレーを行う企画で、パトラさんは大トリを務められましたが、他の参加メンバーの配信は観ていましたか?

周防パトラ、VTuber20人出演のフェス『ななしふぇす どぅーいっと!』に自信「観ないと損します」
「774inc.歌謡祭 2020 -秋-」の最終枠では、「CHA-LA HEAD-CHA-LA」「ニコニコ組曲」「蒼い蝶」「一目惚れパラドックス」「ぶいちゅっばの歌」の5曲を披露。そのうちの3曲は、パトラの作った楽曲だった

パトラ ツイートしながら、みんなの配信をずっと観てたんですけど、部屋にあるテレビに配信を映して「みんな、かわいいよ〜」って運動会のお父さんみたいにスマホで撮影してました(笑)。

──セットリストを決めるときにはどのようなことを考えましたか?

パトラ 何を歌うのか、けっこう迷っちゃって。実は、セットリストを決めたのは前日でした。私、普段から他の人の歌配信を観るのも好きだから、774inc.メンバーの歌枠もよく観てるんですよ。だから、みんなのセトリをなんとなく予測しながら、まあ絶対に被らないだろうっていう古のインターネット感がある曲を入れたりしました(笑)。

──私も久しぶりに「ニコニコ組曲」を聴きました(笑)。

パトラ あはは(笑)。あと、私はオリジナル曲が何曲かあるので、インストに合わせてギターを弾くという高度なことにも挑戦したり、けっこうカッコつけちゃいましたね(笑)。

──大トリということは意識していましたか?

パトラ はい。歌謡祭の配信中に『ななしふぇす どぅーいっと!』のチケットが200枚売れたら、運営さんが参加メンバー全員に焼き肉を奢ってくれることになっていたんです。だから、「絶対、パトラが最後に盛り上げて、焼き肉をゲットしてやる!」と思っていたのに、私の順番になる前に200枚売れちゃったんですよね(笑)。だから、「あ……はい。盛り上げます……」みたいになりました(笑)。

──ちょっと肩透かし感もあったのですね(笑)。しかし、パトラさんの配信も非常に盛り上がり、最後は、オリジナル曲の「ぶいちゅっばの歌」で締めくくりました。

パトラ リレーのラストを飾るのはどの曲が良いかなって考えた時、自分の曲の中でも特に想い出のある「ぶいちゅっばの歌」、これを歌いたいなって。

──ある意味、参加者全員のことを歌った曲ですし、パトラさんの代表曲でもあります。

パトラ あの曲、すごくないですか? かわいくもあって、ループもあるみたいな(笑)。

──聴くと、耳に残り続ける曲です。

パトラ ですよね! 歌うたびに自分でも「パトラ、すごい曲を作っちゃったな」って、よく思います(笑)。嬉しい時に歌っても元気が出るし。ちょっと気持ちが落ちている時にもグッと来るし。「この曲、すごいな」って。

──『歌謡祭』では200枚以上のチケットが売れましたが、このインタビューを読んでいる人の中には、気になってはいるけれど、まだ買ってはいないという人もいるかもしれません。そういう読者に向けて、一言お願いします。

パトラ 「見ないと絶対に損をします!」と言い切れるようなイベントです。ぜひ、よろしくお願いします! 自信があります!

【インタビュー後編】周防パトラら774inc.のメンバーが“全員主役”の大型フェス開催「ワクワクするようなステージを」

イベント概要

【イベント名】
『ななしふぇす どぅーいっと』
【日時】
12月19日(土)13:00〜21:00(予定)
【公式サイト】
https://774fes-doit.com/
【チケット販売サイト】
https://virtual.spwn.jp/events/201219-774fes-doit

【チケット】
後日お届けグッズ付き「通し」配信チケット(限定特典付き)25,000円
「通し」配信チケット(限定特典付き)15,000円
「第1部・あにまーれと どぅーいっと!」配信チケット 4,000円
「第2部・ブイアパと どぅーいっと!」配信チケット 4,000円
「第3部・シュガリリと どぅーいっと!」配信チケット 4,000円
「第4部・ハニストと どぅーいっと!」配信チケット 4,000円

※チケット販売期間 〜12月19日(土)21:00
ライブ配信時より2020年12月26日(土)23:59まで視聴可能


Writer

丸本大輔


フリーライター&編集者。瀬戸内海の因島出身、現在は東京在住。専門ジャンルは、アニメ、漫画などで、インタビューを中心に活動。「たまゆら」「終末のイゼッタ」「銀河英雄伝説DNT」ではオフィシャルライターを担当した。にじさんじ、ホロライブを中心にVTuber(バーチャルYouTuber)の取材実績も多数。

関連サイト
@maru_working